くせ毛の原因や美容室のトリートメントよりホームケアがおすすめの理由など
50代になって、ますます言うことをきかなくなる髪。
白髪も増えて、ボリュームも減って、ツヤもなくなって…。
「もう、年だから仕方ない」
「くせ毛は、縮毛矯正をかけないとどうにもならない」
そう思って、いつもくせ毛を隠せる髪型に…。
ちょっとお待ちください!
その考え方、もしかしたら、 美容業界の都合で植え付けられた「常識」や、子どもの頃からの「教え」に縛られているのかもしれません。
私、くせ毛専門美容師のHERAIは、これまでたくさんのお客様の髪の悩みと向き合ってきました。
そして、私自身も、子どもの頃からくせ毛で、ずっと悩んできました。
だからこそ、言えることがあります。
くせ毛は、悪いものじゃない。
年齢を重ねた髪は、ダメなものじゃない。
このコラムでは、 美容室が教えてくれない「髪のホントの話」と、 あなたの「くせ毛」を「最高の味方」にする新しい考え方をお伝えします。
もう、鏡を見るのが怖くない。
毎朝、髪をさわるのが楽しくなる。
そして、「素敵ね!」って褒められる。
そんな、新しい「私」に出会う、きっかけとなりますように。
「くせ毛は、まっすぐにしなきゃダメ」
「くせ毛は、おばさんくさい」
「くせ毛は、だらしなく見える」
こんなふうに、何度も思ったり、聞いたこと、ありませんか?
でも、ちょっと考えてみてください。
本当に、そうでしょうか?
昔、1980年代には、「ソバージュ」っていう、 細かいパーマをかけた髪型が大人気でした。 (昔のドラマを思い出してみてください。みんな、ソバージュでしたよね。)
外国の映画やドラマを見ると、 くるくるの髪や、ふわふわの髪の人たちが、 とってもおしゃれで、素敵ですよね。
なのに、どうして、今の日本では、 「まっすぐな髪こそがキレイ」 ってことになっているんでしょう?
実は、それには、美容業界(化粧品販売)や美容室の「都合・儲け」と、 私たち日本人の「考え方」が関係しているんです。
「縮毛矯正」とか「ストレートパーマ」って、 くせ毛の人には、魔法みたいに見えますよね。
でも、あれって、一度やったら終わりじゃないですよね。
髪が伸びてきたら、またやらないといけない。
つまり、美容室にとっては、 単価も高いし、ずっと通ってもらえる、ありがたいお客さんになるんです。
だから、美容室は、 「くせ毛は、まっすぐにしなきゃダメ」 って、私たちに言い続けてきたのかもしれません。
テレビCMや、雑誌の広告も、 まっすぐな髪のモデルさんばかり。
そうやって、私たちは、 「まっすぐな髪=キレイ」 って、思い込まされてきたんです。
シャンプーやトリートメント、スタイリング剤…。
お店や通販サイトには、「くせ毛・うねり髪用」って書いてある商品がたくさんありますよね。
でも、よく見てみると、 「くせ毛を抑える」 「まっすぐに近づける」 って書いてあるものばかり。
※あくまでも、謳い文句であり、一般の方が手に入れられる化粧品で、くせ毛のうねりを根本的に真っ直ぐに変えられるものはありません。(心理的効果は除く)
つまり、「くせ毛は、直すべきもの」っていう考え方で作られているんです。
これも、「まっすぐな髪=キレイ」っていう考え方を、 私たちに植え付ける原因の一つなんです。
私たち日本人は、子供の頃からの教えの影響からなのか、昔から、「みんなと同じ」が安心、 っていう考え方があります。
「出る杭は打たれる」って、ことわざもありますよね。
周りと違うことをすると、 「変な人」って思われるんじゃないかって、 不安になっちゃうんです。
だから、「まっすぐな髪」っていう、 「みんなと同じ」髪型にしたくなっちゃう。
特に、HERAI調べによると、50代は子どもの頃、 「みんなと同じ」であることを強く求められる教育を受けてきたかと思います。
だから、「個性」を出すことに、抵抗がある人もいるかもしれません。
でも、美容(キレイ)はみんなと同じになる必要はないのでは?
縮毛矯正やストレートパーマの技術は、 確かに、すごく良くなりました。
でも、どんなに技術が進んでも、 薬を使ったり、熱を加えたりするから、 髪が傷むのは、どうしても避けられないんです。
特に、50代の髪は、デリケート。
若い頃と同じように何度も縮毛矯正をやっていると、髪がパサついたり、 切れやすくなったり、 ストレートヘアはかえって、不思議で老けて見えちゃうこともあるんです。
そして、何よりも、 「まっすぐな髪」っていう、一つの「キレイ」に合わせるために、 自分にしかない「個性」をなくしちゃうのは、もったいないと思いませんか?
50代になると、髪の悩みは増えます。
白髪、細くなる髪、ハリやコシがなくなる…。 くせ毛も、もっと強くなるかもしれません。
でも、それは、決して「悪いこと」じゃないんです。
あなたの髪が、新しい「私」になるための、 準備をしているんです。
年齢を重ねた髪は、 若い頃とは違う、 あなただけの「キレイ」を持っています。
その「キレイ」を引き出すためには、 「今のあなた」に合ったケアと、「くせ毛」を活かすカット&スタイリングが大切です。
※具体的なヘアケア、カット&スタイリング方法はこのコラムでは省略。
最近の美容業界のトレンドは、「多様性」だと私は思っています。
「みんなと同じ」じゃなくて、「自分らしい」スタイルを楽しむ。
それが、常識となります。
例えば…
白髪を「隠す」のではなく、「活かす」という考え方です。白髪染めをやめることで、時間や経済的なメリットはもちろん、髪や頭皮への負担を減らすことができます。
自分のくせ毛を活かすことで、より自然で、自分らしいスタイルを作ることができます。スタイリングも楽になります。
思い切ってショートヘアにすることで、くせ毛が扱いやすくなることもあります。
髪型だけじゃありません。
メイクも、ファッションも、 「自分らしさ」を大切にする時代です。
50代は、一般的には子育ても一段落して、自分のための時間が持てるようになる時期。
だからこそ、「もう歳だから…」なんて諦めないで、「私らしいキレイ」を、 探して、思いっきり楽しんでほしいんです!
・美容室に行ったら、「いつもの」じゃなくて、「新しい私」に挑戦してみる。
・今まで着たことのない色の服を着てみる。
・新しい趣味を始めてみる。
そうやって、「自分らしさ」を表現することで、あなたの内側から、もっともっと輝きが増してくるはずです。
「まっすぐな髪」じゃなくてもいい。
「若く見える髪」じゃなくてもいい。
大切なのは、美容室や、誰かが決めた「キレイ」じゃなくて、
「あなたらしい」髪でいること。
年齢を重ねたからこそ生まれる、 あなたの内側からの輝き、自信。
そして、あなただけの「くせ毛」。
それらは全て、あなたを形作る、大切な「宝物」に。
その「宝物」を、大切にしてください。
そして、あなただけの「キレイ」を、楽しんでください。
このコラムが、 あなたの「髪」との付き合い方を。
そして、あなた自身の「考え方」や「生き方」さえも、 少しでも変えるきっかけになれば、 これほど嬉しいことはありません。
さあ、「私らしい髪」で、 新しい「私」を始めましょう!
くせ毛の原因や美容室のトリートメントよりホームケアがおすすめの理由など
高価なトリートメントや髪質改善が本当に必要か?くせ毛専門家がその真実を解説し、効果的なヘアケアを提案。
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