春夏秋冬、季節の変化に合わせたスキンケア&ヘアケアをご紹介。それぞれの季節に合わせた適切なケアで、一年を通して美肌と美髪を保ちましょう。
50代を迎えると、シワ、たるみ、乾燥、白髪、抜け毛…かつての輝きを失ってしまったかのような錯覚に陥ることもあるかもしれません。
しかし、諦めるのはまだ早いです。
正しいヘアケアとスキンケアの知識を身につければ、年齢を重ねるごとに、より一層、内側から溢れるような美しさを手に入れることができるのです。
ですが、その前に…長年信じてきたヘアケアやスキンケアの常識、本当に正しいものですか?
もしかしたら、あなたも、次のようなヘアケア・スキンケアの誤解に囚われているかもしれません。
よくあるヘアケア・スキンケアの誤解
1. トリートメントは、時間を置けば置くほど浸透*2する? → いいえ!
トリートメントは、髪の表面をコーティングし、ダメージを補修するためのもの。
長時間置いても、内部まで浸透するわけではありません。 むしろ、長時間置きすぎると、髪に負担がかかり、ベタつきや頭皮トラブルの原因となることも。
正しいヘアケア トリートメントは、製品に記載されている時間を目安に置き、しっかりと洗い流しましょう。
理由・根拠: トリートメントの主成分は、シリコンやポリマーなどの高分子化合物で、髪の表面に吸着して膜を形成することで、滑らかさやツヤを与えます。
これらの成分は、髪の内部に浸透するのではなく、表面に留まることで効果を発揮します。
長時間放置しても効果が高まることはなく、かえって頭皮への負担やベタつきの原因となります。
2. シャンプーの泡でパックすると効果がある? → いいえ!
シャンプーの泡には、汚れを落とすための洗浄成分が含まれています。 長時間パックすると、必要な皮脂まで奪い去り、頭皮や髪を乾燥させてしまうことも。
正しいヘアケア シャンプーは、頭皮を優しくマッサージするように洗い、しっかりとすすぎましょう。
理由・根拠: シャンプーの洗浄成分は、皮脂や汚れを落とすために必要なものですが、長時間頭皮に接触していると、皮脂を過剰に除去し、頭皮のバリア機能*1を低下させる可能性があります。
また、洗浄成分によっては、頭皮への刺激となる場合もあるため、パックは避け、しっかりとすすぐことが大切です。
3. 化粧水を叩き込むと浸透*2する? → いいえ!
肌を叩く、いわゆるパッティングは、肌への刺激となり、バリア機能*1を低下させ、乾燥や炎症を招く可能性があります。
正しいスキンケア 化粧水は、優しく滑らせるようになじませ、手のひらで優しくハンドプレスしましょう。
理由・根拠: 肌は、外部からの刺激から身を守るために、バリア機能*1を備えています。
パッティングなどの強い刺激は、このバリア機能を破壊し、肌内部の水分が蒸発しやすくなる、外部刺激を受けやすくなるなど、様々な肌トラブルの原因となります。
4. 美容液はたくさん使えば効果がある? → いいえ!
美容液は、たくさん使えば効果が高まるわけではありません。 有効成分は、一定量以上になると吸収されなくなり、むしろ肌への負担となることも。
正しいスキンケア 適量を守り、優しく丁寧になじませましょう。
理由・根拠: 美容液などに含まれる有効成分の多くは、分子量が小さく、肌への浸透性が高いものが多いため、過剰に塗布しても、肌に吸収しきれず、表面に残ってしまいます。
表面に残った美容液は、ベタつきや肌への負担となるだけでなく、酸化して肌トラブルの原因となる可能性も。
5. スキンケアは重ねれば重ねるほど効果がある? → いいえ!
あれもこれも…と、たくさんのスキンケアアイテムを重ねると、肌への摩擦が増え、バリア機能*1を損ないかねません。
また、成分同士が干渉し合って、効果が半減したり、肌トラブルの原因になることも。
正しいスキンケア 本当に必要なアイテムを厳選し、それぞれの適量を守って使用しましょう。
理由・根拠: 多くのスキンケアアイテムを重ねることは、肌への摩擦を増やし、バリア機能*1を低下させるだけでなく、それぞれのアイテムに含まれる成分同士が干渉し合い、効果を阻害したり、肌トラブルを引き起こす可能性も。
必要な成分を適切な量だけ使用することが、健康な肌を保つ秘訣です。
6. 乳液やクリームの量が少なくてもいい? → いいえ!
乾燥対策には、乳液やクリームを適量を使用することが重要です。
正しいスキンケア 乾燥が気になる箇所のみに、重ねづけするなどして、ポイントでケアしましょう。
理由・根拠: 一般的な乳液やクリームは、油分で肌の表面を覆い、水分の蒸発を防ぐ役割があります。
使用量が少なすぎると、十分な保湿効果が得られず、乾燥が悪化してしまうことも。
7. アイクリームを目元にぐりぐり塗ったほうがいい? → いいえ!
アイクリームを目元にぐりぐり塗るのは、摩擦になり、シワの悪化につながります。
正しいスキンケア アイクリームは、指の腹で優しく叩き込むようになじませましょう。
理由・根拠: 目元の皮膚は、顔の中でも特に薄くデリケートなため、摩擦などの刺激に弱く、シワができやすい部分です。
アイクリームを塗布する際は、摩擦を起こさないよう、優しくなじませることが大切です。
8. クレンジングをゴシゴシしたほうがいい? → いいえ!
クレンジングをゴシゴシするのは、摩擦になり、肌への負担になります。
正しいスキンケア クレンジングは、優しく丁寧にメイクを落としましょう。
理由・根拠: クレンジング剤をゴシゴシと強くこするのは、肌への摩擦となり、バリア機能*1を損なう原因となります。
また、肌に必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥を招く可能性も。
9. 紫外線対策は夏だけでいい? → いいえ!
紫外線は、一年中降り注いでいます。 紫外線対策、日焼け止めは、夏だけでなく、年中毎日がオススメです。
正しいスキンケア 日傘などで紫外線対策をし、日焼け止めは、SPF値だけでなく、PA値*3も確認して選びましょう。
理由・根拠: 紫外線A波は、窓ガラスや雲を透過し、一年を通して地上に降り注いでいます。
紫外線A波は、肌の奥深くまで到達し、シワやたるみなどの光老化を引き起こす原因となります。
10. シートマスクの長時間使用すべき? → いいえ!
シートマスクは、長時間使用すると、乾燥の原因になることがあります。
正しいスキンケア シートマスクは、使用時間の目安を守りましょう。 目安は、製品によって異なりますが、一般的には10〜15分程度です。
理由・根拠: シートマスクは、肌に密着させることで、美容成分を浸透*2させる効果が期待できますが、長時間使用すると、シートが乾燥し、かえって肌の水分を奪ってしまう可能性があります。
その他. 高価なアイテム=効果が高い? → いいえ!
必ずしもそうとは限りません。自分の肌質や髪質に合ったものを選び、続けられる価格のものを選ぶのが重要です。
その他. 口コミを参考にしたら間違いない? → いいえ!
すべての人の肌や髪に合うとは限りません。参考程度にしましょう。
50代からのヘア&スキンケア、オールインワンという選択
「でも、たくさんのアイテムを使うのは面倒…」
「続けられない…もっとシンプルにケアしたい」
そんなあなたにおすすめなのが、オールインワンです。
オールインワン化粧品は、化粧水、美容液、乳液、クリームなど、複数の機能を1つで担うため、時短になり、スキンケアの手間を省くことができます。
厳選された成分を配合した高機能なオールインワン化粧品なら、肌への負担軽減効果も期待できます。
1つでスキンケアが完了するので、肌への摩擦回数を減らし、乾燥や刺激から肌を守ることができるのです。
そして、近年では、オールインワンシャンプーなど、ヘアケアアイテムも充実してきています。
オールインワンシャンプーは、シャンプー、コンディショナー、トリートメントの機能を1本でこなすことができるので、ヘアケアの時短に繋がります。
エイジングケア*1は、一朝一夕に結果が出るものではありません。 だからこそ、無理なく、長く続けられるかどうかが重要です。
オールインワンなら、シンプルなケアで、無駄なくエイジングケア*1を継続できます。
さらに、高機能なオールインワン化粧品には、50代からの髪と肌悩みにアプローチする、厳選された成分が贅沢に配合されています。
1本で、艶、ハリ、弾力、潤い、透明感*3…あらゆる肌悩みに対応できるのは、大きな魅力です。
オールインワンで、時間を有効活用し、心豊かな毎日を送りませんか?
50代に嬉しいオールインワンの魅力
- ・時短: 忙しい毎日でも、手軽にヘア&スキンケアができます。
- ・経済的: 複数のアイテムを購入する必要がなく、経済的です。
- ・負担軽減: 摩擦や刺激を最小限に抑え、頭皮や髪、肌に優しくケアできます。
- ・シンプルケア: ヘア&スキンケアステップがシンプルになり、迷うことがありません。
- ・旅行に便利: 荷物がコンパクトになり、持ち運びに便利です。
Q&A
Q. どんなヘアケア成分が50代に良いですか?
A. 50代におすすめのヘアケア成分は、以下の通りです。
- ・ケラチン: 髪の主成分であるケラチンを補給することで、髪のダメージを補修し、ハリやコシを与えます。
- ・コラーゲン: 髪に潤いを与え、パサつきを抑えます。
- ・ヒアルロン酸: 頭皮の乾燥を防ぎ、健やかな状態を保ちます。
- ・アミノ酸: 髪のダメージを補修し、しなやかで健康的な髪へと導きます。
Q. どんなスキンケア成分が50代に良いですか?
A. 50代におすすめのスキンケア成分は、以下の通りです。
- ・ヒアルロン酸: 高い保湿力で、肌の潤いを保ちます。
- ・コラーゲン: 肌にハリと弾力を与えます。
- ・セラミド: 肌のバリア機能*1を強化し、乾燥を防ぎます。
- ・ビタミンC誘導体: メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぎます。
- ・バクチオール: レチノールの進化形で敏感肌でも使えて、肌のターンオーバー*4を促進し、シワをケアします。
Q. オールインワン化粧品で本当に大丈夫ですか?
A. オールインワン化粧品は、化粧水、美容液、乳液、クリームなどの機能を1つで担うため、時短になり、スキンケアの手間を省けるというメリットがあります。
また、厳選された成分を配合した高機能なオールインワン化粧品であれば、複数のアイテムを使うよりも、肌への負担を軽減できるという利点も。
Q. オールインワンシャンプーで本当に大丈夫ですか?
A. オールインワンシャンプーは、シャンプー、コンディショナー、トリートメントの機能を1本でこなすことができるので、ヘアケアの時短に繋がります。
ただし、髪質によっては、オールインワンシャンプーだけでは十分なケアができない場合もあるため、アウトバストリートメント(乾かす前のオイルやクリーム)、お出かけ前のバームなどご自身の好みや髪型と髪質に合ったものを選ぶようにしましょう。
Q. ヘアケアやスキンケアで他に注意することはありますか?
A. 紫外線対策と生活習慣も、美肌と美髪を保つためには重要です。
毎日、日焼け止めを使用し、バランスの取れた食事、質の高い睡眠を心がけましょう。
まとめ
50代からのヘアケアとスキンケアは、加齢による髪と肌の変化を理解し、それに合わせたケアをすることが大切です。
正しいヘアケア、スキンケア方法を実践し、「肌を叩かない」「重ねすぎない」「オールインワンを活用する」など、シンプルで効果的なケアで、いつまでも健康で美しい髪と肌を目指しましょう。
ぜひ、今回の内容を参考に、ご自身のケアを見直してみてくださいね。
*1エイジングケアとは、年齢に応じたお手入れのこと
*2浸透:角質層まで
*3メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
*4ターンオーバー:肌の生まれ変わりのこと
*5バリア機能:肌を外部刺激から守る機能です。
関連コラム
髪・顔・体の正しい洗い方、知っていますか?年齢を重ねた肌と髪に最適な洗い方を、美容師&化粧品開発者の視点から解説。全身に潤いを与えるVIEOTYのオールインワンウォッシュもご紹介。