この記事の90秒要約
【神話の崩壊】
「ノンシリコン＝良い」という常識は、10年以上前の情報です。50代からの繊細な髪と肌にとって、質の高い・適切な量のシリコンは、ダメージから守る「必要不可欠な味方」に変わります。
【科学的根拠】
なぜなら、問題はシリコンそのものではなく、その「質、,量」と「使い方」にあるからです。ノンシリコンのきしみが引き起こす摩擦ダメージは、50代からの髪にとって深刻な問題。高機能なシリコンは、ダメージ部分を守り、摩擦を防ぎます。
【VIEOTYの哲学】
私は、安価なシリコンで質感を誤魔化すのではなく、豊富な美容成分を守るための「潤いのヴェール」として、高品質なシリコンを“名脇役”として採用します。これが、科学に基づいた処方哲学です。
【結論】
もう、根拠の薄い神話(ネガティブマーケティング)に惑わされるのはやめましょう。**科学の目で成分の役割を見極め、賢く活用すること。**それこそが、50代からの美しさを守り抜くための、ただ一つの正解です。その答えを>>製品一覧でご覧ください。
【神話の崩壊】
なぜシリコンは悪者にされたのか？
「シリコンは毛穴に詰まる」「髪に悪い」…
いつからか、シリコンは化粧品における悪役の代表格となりました。
あなたも一度は耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、その常識、**実は10年以上も前の情報や、一部のマーケティング戦略によって作られたイメージ**だとしたら、どうでしょうか？
このコラムでは、長年続いた「シリコン悪者説」の神話を解体し、科学的根拠と14年以上の美容師経験に基づいた真実をお伝えします。
結論から言えば、50代からのエイジングケア1において、質の高いシリコンは美しさを守る「必要不可欠な味方」なのです。
【知識編】
「良いシリコン」と「悪い使い方」を見分ける
まず、シリコン（正しくはシリコーン2）は、ケイ素を原料とする極めて安定した合成ポリマーです。
その安全性は長年の使用実績で確認されています。
シリコンは化学的に非常に安定しており、他の物質とほとんど反応しない「不活性」な性質を持っています。
そのため、アレルギー等のリスクが極めて低く、人工血管やコンタクトレンズなど、人体に直接触れる医療機器にも広く応用されているのです。
問題は「シリコンそのもの」ではなく、**「どの種類のシリコンを、どう使うか」**にあります。
化粧品開発の世界では、目的別に様々なシリコンが使い分けられています。
| シリコンの種類 | 特徴と主な役割 | VIEOTYの視点 |
|---|---|---|
| 揮発性シリコン （シクロメチコン等） |
塗布後に蒸発する。軽い感触やツヤ出しに使われる。 | 一時的な使用感向上が目的。髪や肌の根本的なケアにはなりにくい。 |
| 従来型シリコン （ジメチコン等） |
髪や肌に残り、強力な膜を張る。安価な製品で質感を誤魔化すために多用されることも。 | 強い皮膜感で重さやベタつきの原因になり得る。俗に言う「悪いシリコン」のイメージはこれが原因。 |
| 高機能シリコン （アミノ変性シリコン等） |
髪のダメージ部分に選択的に吸着し、補修する。指通りを滑らかにし、色持ちも良くする。 | VIEOTYが採用するタイプ。髪や肌を「守り、育む」ための高機能成分として、必要最低限を緻密に配合。 |
特に「高機能シリコン」の一部は、まるで知性を持っているかのように振る舞います。
髪のダメージ部分はマイナス(-)に帯電していますが、アミノ変性シリコンはプラス(+)の性質を持つため、磁石のようにダメージ部分へ選択的に引き寄せられ、強く結合するのです。
これは単なるコーティングとは一線を画す、インテリジェントな補修メカニズムです。
【開発秘話】
HERAIはなぜ「質の高いシリコン」を敢えて選ぶのか
「私が14年以上、お客様の髪と向き合ってきてたどり着いた結論は、『50代からの繊細な髪と肌に、質の高いシリコンによる保護機能は不可欠である』ということです。」
一時期の「ノンシリコンブーム」で、多くの美容師もノンシリコン製品を推奨しました。
しかし、ノンシリコン製品は髪のきしみが強く、ブラッシング時の摩擦でキューティクル3を傷つけやすいという弱点も抱えています。
特に、年齢と共に細く、弱くなった髪には、その摩擦が深刻なダメージに繋がるのです。
私の哲学はシンプルです。
**安価な処方を誤魔化すためのシリコンは不要。
しかし、紫外線、ドライヤーの熱、摩擦といった日々のダメージから髪と肌を積極的に『守り、育む』ための高機能シリコンは、最高の味方になる。
**単に配合するだけでなく、その「分子の大きさ」にも徹底的にこだわりました。
皮膜感が強すぎず、それでいて潤いを閉じ込める絶妙なバランスを実現するために、分子量の異なる数種類のシリコンを0.1%単位で調整する、気の遠くなるような試作を繰り返したのです。
【実践編】
VIEOTY 3STEPにおけるシリコンの役割
VIEOTYの3STEPケアは、このシリコン哲学を体現しています。
単に配合するのではなく、各ステップで役割を明確に分け、相乗効果を生むよう設計されています。
STEP 1
『ハーモニーウォッシュ』- “リセット”
優しいアミノ酸系洗浄剤4が、髪や肌に必要な潤いを残しつつ、古くなった皮膜や汚れをきちんと洗い流します。ここで一度、髪と肌をリセットし、美容成分を受け入れる準備を整えます。
STEP 2 & 3
『クリーム』と『ドレスグロウ』- “プロテクト＆グロウ”
STEP2と3では、選び抜かれた高機能シリコンが必要最低限配合されています。
その役割は、STEP1, 2で与えたビタミンC誘導体やフラーレン、植物エキスといった豊富な美容成分が逃げ出さないよう、通気性のある極めて薄い「潤いのヴェール」で蓋をすることです。
このヴェールが、指通りを劇的に滑らかにし、摩擦ダメージを低減。
さらに、上品なツヤを与え、いきいきとした印象を演出します。
それは、髪と肌に「光のドレス」を着せるような感覚です。
VIEOTYの処方において、シリコンは主役ではありません。
しかし、**最高の主役たちの演技を支え、輝かせるための、不可欠な名脇役**なのです。
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VIEOTY おすすめ製品ラインナップ
あなたの髪と肌の悩みに寄り添う、こだわりのオーガニック製品。気になるアイテムを見つけてみてください。
1 エイジングケア：年齢に応じたお手入れのこと
2 シリコーン：ケイ素を主成分とした合成高分子化合物の総称
3 キューティクル：髪の毛の表面を覆うウロコ状の組織
4 アミノ酸系洗浄剤：アミノ酸を原料とした、洗浄力がマイルドな洗浄成分
