この記事の結論(90秒要約)
なぜなら「無香料」というビジネス的に賢明で無難な選択は、刺激のリスクを避ける一方で、植物の香りがもたらすはずだった感動や心へのプラスの働きまで、すべて手放してしまうことだからです。無難なだけでは、心に響く体験は決して生まれません。
その揺るぎない信念は、1.産地(ワインでいうテロワール)と成分にまでこだわった高品質の精油*1、2.ごまかしの効かない1~2種のみで、ワインでいう「シングル・ヴァラエタル」な調香、3.使うシーンに応じた香りの物語、という一切の妥協なきこだわりに結実しています。
私の製品における香りは、後から付け加えられた装飾ではありません。処方の「魂」そのものです。この哲学が生み出す、五感で味わう本物の体験が、あなたの日常をどう変えるのか。まずは、その世界観に触れてみてください。
ふとした瞬間の香りで、
遠い記憶が蘇る。
そんな不思議な
体験はありませんか?
香りは、理屈や言葉を超えて、あなたの魂に直接語りかける、特別な言語です。嗅覚は五感の中で唯一、思考を司る脳の領域を経由せず、本能や感情を司る領域(大脳辺縁系*2)に直接届くと言われています。
だからこそ、香りは一瞬にして私たちを別の時間、別の場所へと誘い、心を揺さぶる力を持つのです。
このページでは、VIEOTYがなぜそこまで「香り」を大切にするのか、その哲学と科学的な理由、そして、あなたの日々のケアがもっと豊かになるための物語をお届けします。
【私の哲学】
「知識」と「五感」の融合が、
“浪費”をなくす
VIEOTYが誇る精油の素晴らしさについて語る前に、私が最も大切にしている価値観についてお話しさせてください。
それは、「合成香料*3は絶対ダメ」と頭ごなしに決めつけることでは、決してありません。香りへの価値観は人それぞれ。中途半端な知識で思い込むよりも、ご自身の「好き」「心地いい」という五感を信じている方のほうが、ずっと幸せだと私は感じています。
それは、高級ワインと安価なワインの飲み比べによく似ています。ブランド名や価格といった先入観をなくすと、一流のソムリエですら驚くほど簡単に間違えてしまう。
化粧品選びも同じです。ネットの情報や口コミで頭でっかちになるのではなく、一度、植え付けられた思い込みを脇に置き、あなたの髪肌と心が、純粋に「心地よい」と感じるものを選ぶ勇気。
それこそが、高価な化粧品を次々と試す「金銭的な浪費」や、「どれが“正解”なんだろう」と悩み続ける「時間的な浪費」から、あなたを解放してくれるのです。
専門家としての私の知識は、あなたの「なんだか心地いい」というその大切な感覚を、科学的根拠をもって支え、形にするための、縁の下の力持ちでありたいと考えています。
【私の覚悟】
なぜVIEOTYは、
「香り」を諦めないのか?
「無香料=安心・安全」という大きな風潮がある中で、なぜ私は、あえて力強い天然100%の「香り」を選び続けるのか。それは、私の揺るぎない信念の証であり、開発者としての覚悟の表れです。
もちろん、お客様から「無香料ラインが欲しい」というお声をいただくこともあり、その感覚には最大限の敬意と共感を覚えます。その日の心と体が求めるものに素直になること自体が、素晴らしいセルフケアだからです。
しかし、VIEOTYの基本ラインナップで「香り」を諦めないのには、理由があります。
無香料は、「合わない人が少ない」ため、ビジネス面では極めて賢明な選択です。しかし、私はそこに留まりたくありませんでした。
「無香料」は、刺激というマイナスを避ける一方で、香りがもたらすはずだった心への豊かなプラスの働きまで、すべて手放してしまうことだからです。
それは、ただ静かにお腹を満たすだけの、無味無臭の食事のようなもの。リスクを理解し、安全性を管理する知識と手間をかけてでも本物の精油を選ぶのは、それを上回る圧倒的な感動と体験が、そこにあると確信しているからです。
【香りの世界へ】
VIEOTYが紡ぐ
3つの物語(リチュアル)
VIEOTYが誇る特別な精油を、その奥深い世界へとご案内します。「髪と肌を慈しむ行為」と「香りが心に働きかける体験」が融合する瞬間を、ぜひ想像してみてください。
ダマスクローズ
愛と調和の儀式
(ドレスグロウに配合)
(ドレスグロウに配合)
「精油の女王」と称される、うっとりするほど甘く、優雅で華やかな香り。
クレオパトラが愛したと伝えられるこの香りは、古くから女性の心と深く結びついてきました。バームを手のひらで温め、その香りを深く吸い込むとき、それは単なる保湿ケアではなくなります。
自分自身を深く肯定し、内側から幸福感を育むための、神聖な『儀式(リチュアル)』へと昇華するのです。
ラベンダー
プロヴァンスの
穏やかな休息(クリームに配合)
穏やかな休息(クリームに配合)
その香りは、心をふわりと解きほぐす、南仏プロヴァンスの風に揺れる洗い立てのリネンのよう。
科学的には「酢酸リナリル」*4といった成分がもたらす働きとして知られますが、私はこれを、1日の終わりに心と身体をリセットする「深い呼吸」のような体験だと捉えています。
クリームを肌になじませる時間は、明日の美しさに備えるための、静かでパーソナルな時間へと変わります。
ネロリ
地中海の太陽を浴びた
輝き(開発中製品に配合予定)
輝き(開発中製品に配合予定)
ビターオレンジの純白の花から、膨大な時間をかけて丁寧に採られる、キラキラとした光を感じる香り。
爽やかさとフローラルな甘さが同居するその香りは、心を明るく前向きな気分にさせてくれると言われます。
肌のキメを整え、すこやかな透明感を与えるという働きは、まるで内側から光を放つような、自信に満ちた自分自身と出会うための体験と深く結びついています。
【あなたのための知識】
本物の精油を見抜く審美眼
VIEOTYの美学の背景にある科学と、ご自身で本物を見抜くための具体的な知識について解説します。
本物の精油を見抜く
ための専門知識
精油の価値を決める「ケモタイプ」「テロワール」「ヴィンテージ」
VIEOTYの香りの秘密は、高級ワインの価値を決める言葉で説明できます。
- テロワール*5(生育環境):同じラベンダーでも、フランス・プロヴァンスの特定の高地で育ったものは、穏やかな気分をもたらすことが知られる成分を豊かに含みます。これは単なる産地の物語ではなく、成分の構成を決める科学的要素です。
- ケモタイプ*6(成分構成タイプ):同じ学名の植物でも、生育環境によって含有成分の比率が大きく異なることがあります。これを「ケモタイプ」と呼びます。VIEOTYは、この成分構成までこだわり、目的に合った精油を厳選しています。
- ヴィンテージ(収穫年):その年の天候によって、香りや成分は微妙に変化します。つまり、あなたが手にする一滴は、二度と作れない一期一会の贈り物なのです。
「シングル・ヴァラエタル」*7
― 足さない勇気と、素材への自信
私の製品は、あえて1種類か2種類の精油しか使っていません。これは、ワインでいう「単一品種(シングル・ヴァラエタル)」へのこだわり。様々な香りを混ぜて欠点を隠すのではなく、高品質の素材そのものが持つ、純粋なエネルギーと美しさを、まっすぐに感じてほしい。ごまかしのきかない、素材への絶対的な自信の表れです。
全成分表示で一目瞭然!本物の精油を見抜く3つのポイント

この審美眼は、香りだけでなく、【徹底解説】VIEOTYの成分へのこだわりで語られる全ての成分選びに共通する、私の基本姿勢です。
製品や化粧箱の裏側にある「全成分表示」を見れば、その香りが本物の精油か、合成香料かは誰でも簡単に見抜けます。
- 「香料」という文字を探す:成分表示に「香料」とあれば、それは合成香料のサインです。
- 具体的な「植物の名前」があるか:「ダマスクバラ花油」「ラベンダー油」のように、具体的な植物名で記載されていれば、それが100%天然の精油である証拠です。
- 成分表示の「順番」に注目する:全成分表示は配合量の多い順に記載されます。「〇〇油」という精油の名前がかなり前半にあれば、それが香りのためだけでなく、美容成分としてもしっかり配合されている可能性を示します。
【専門家の約束】
安全性と、香りへの配慮
「天然=安全」とは限りません。だからこそ、プロとしての知識と責任が不可欠です。
VIEOTYは、お客様に安心して朝もご使用いただくため、光毒性*8のリスクがない精油だけを厳選しています。
ベルガモットやレモンなど、素晴らしい香りを持つ一方、使用後に紫外線に当たることで肌トラブルを起こす可能性のある精油は、処方の段階で採用していません。
そしてもう一つ。強い香りが時に周囲を不快にさせる「香害」*9という課題。天然精油の香りは、肌の上でその人自身と調和し、時間が経つと穏やかに消えていく「潔さ」を持っています。
自分だけの空間で心ゆくまで香りを楽しんでいただく。それもまた、私の密かなこだわりです。
香りの魂に触れる旅へ。
五感を研ぎ澄まし、
本当の自分と出会うために
VIEOTYがご案内する「香りの魂」を巡る旅、いかがでしたでしょうか。
- VIEOTYの香りは、日々のケアを心を満たす「儀式」へと変える、処方の魂です。
- 「無難」な無香料を選ばないのは、それを上回る「感動体験」を届けたいという開発者の覚悟の表れです。
- ダマスクローズは「儀式」、ラベンダーは「休息」、ネロリは「輝き」。香りは、それぞれが特別な物語を紡ぎます。
- 「全成分表示」を読み解けば、誰でも本物の精油を見抜く「審美眼」を持つことができます。
- 安全性と周囲への配慮も、プロとしての大切な責任です。
香りを纏うことは、今日の自分を慈しみ、明日への希望を呼吸すること。
VIEOTYが、あなたの日常における、その深く豊かな呼吸のきっかけとなりますように。
よくあるご質問
Q. 以前購入した製品と、
少し香りが違う気がします。
A. それこそが、本物の天然香料である「ヴィンテージ」の証です。自然の恵みであるため、収穫年や天候によって香りが微妙に異なります。合成香料にはない、その時だけの「一期一会の香り」として、自然そのものの揺らぎをお楽しみいただけましたら幸いです。
Q. 精油の香りが
しっかりしますが、
肌への刺激は大丈夫ですか?
A. VIEOTYでは、IFRA(国際香粧品香料協会)*10の基準なども参考に、皮膚への安全性を考慮した濃度で精油を配合しております。しかし、植物アレルギーをお持ちの方もいらっしゃいますので、ご使用前には必ず腕の内側などで「パッチテスト」を行っていただくことをお願いしております。万が一お肌に合わない場合は、誠実に対応させていただきますのでご安心ください。
Q. 手持ちの化粧品と
併用しても良いですか?
A. はい、基本的には問題ございません。ただ、VIEOTYの繊細な香りを存分にお楽しみいただくため、併用されるアイテムはなるべく香りのないものをお勧めしております。また、私個人としては、多くの精油を一度に混ぜ合わせることは、それぞれの植物が持つ純粋なエネルギーを濁らせてしまうと考えており、推奨しておりません。
※注釈
- 精油(エッセンシャルオイル):植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した100%天然の芳香物質。
- 大脳辺縁系:人間の脳で、食欲や睡眠欲といった本能や、喜怒哀楽などの感情、記憶を司る、進化的に古い領域。
- 合成香料:化学的なプロセスを用いて合成された香料。安定した品質と香りを安価に大量生産できる利点がある。全成分表示では「香料」と記載される。
- 酢酸リナリル:ラベンダーの主成分の一つ。フルーティーでフローラルな甘い香りを持ち、香りの穏やかさの指標とされる。
- テロワール:フランス語で「土地」を意味する言葉。ワインの世界で、ブドウが育つ土壌や気候、地形といった自然環境全体を指す。
- ケモタイプ:同じ学名の植物でも、生育環境によって含有成分の比率が大きく異なるタイプのこと。
- シングル・ヴァラエタル:ワイン用語で、単一のブドウ品種から作られたワインのこと。
- 光毒性(こうどくせい):特定の物質が皮膚に付着した状態で紫外線に当たることで、皮膚に炎症や色素沈着などを起こす性質のこと。
- 香害(こうがい):香水や柔軟剤などに含まれる合成香料によって、周囲の人に不快感や健康被害を引き起こすこと。
- IFRA(国際香粧品香料協会):香料の安全性を評価し、自主基準を設けている国際的な業界団体。










