この記事の結論(150秒要約)
「オーガニック化粧品」という言葉に、私たちは何を期待するでしょうか。もしそれが、単に「農薬不使用=肌に優しい」というイメージだけなら、その神話は今日で終わりにしてください。「オーガニック認証」は、品質のスタートラインであって、ゴールでは決してありません。
本稿では、まず「オーガニック=高品質」という、業界が巧みに利用してきた神話の裏側を解説します。そして、VIEOTYがSTEP2クリームに配合した26種のオーガニック植物原料が、なぜ世界中から探し求められた「適地適作」の結晶であるのか、その哲学を明らかにします。
植物の力は未解明な部分も多く、リスクも伴います。その事実から目を逸らさず、それでもなお私が植物のシナジー(相乗効果)に可能性を見出す理由を、正直にお話しします。
この26種の「緑のオーケストラ」は、髪にはしなやかな潤いを、肌にはハリと弾力を与えるための緻密な処方です。しかし、その働きを最大限に引き出すには、STEP1『ハーモニーウォッシュ』による理想的な土壌準備と、STEP3『ドレスグロウ』によるしっかりとした保護(ヴェール)が不可欠です。この3STEPの科学的必然性も、論理的に解説します。
序章
「オーガニック化粧品」の神話を、
一度リセットしませんか
私のサロンには、長年「オーガニック」という言葉を信じ、様々な製品を試してこられたお客様が多くいらっしゃいます。
その多くが、期待と、そしてほんの少しの失望を胸に抱えておられます。
「オーガニックなのに、思ったような実感がなくて…」と。
その言葉を聞くたび、私は深く頷きながらも、この言葉が持つ魔力と、それが生み出してしまった大きな誤解について、語らずにはいられません。
VIEOTYのSTEP2クリームは、51種の全成分のうち、実に26種類ものオーガニック植物原料を配合しています。
しかし、私は決して自らを「オーガニック専門ブランド」と強調するなどはしません。
なぜなら、私が信じているのは、「オーガニック」という“称号”ではなく、その植物一滴に宿る“生命力そのもの”だからです。
今日は、その称号の裏側にある真実と、私が世界中から厳選した植物の力、そして、それらがあなたの髪と肌でどのように花開くのか、その物語を丁寧にお話ししたいと思います。
第1章:オーガニックの罠と真実
– 私が「国産」や「認証」だけに
頼らない理由
まず、VIEOTYの品質哲学の根幹をなす、原料選びの基準についてお話しさせてください。
「オーガニック認証」
と「適地適作」
と「適地適作」
「オーガニック認証」は、品質の“最低保証”にすぎない
「オーガニック」とは、化学農薬や化学肥料を使わずに栽培された、環境と人の健康に配慮した農法のことです。
その認証を得ることは、安全性のベースラインとして非常に重要であり、私はその基準をクリアした26種の原料を厳選しています。
しかし、それはあくまで「スタートライン」です。
私が本当に問いたいのは、その先。「その植物は、その品種が持つポテンシャルを、最大限に発揮できる環境で育ったのか?」ということです。
例えば、同じ有機栽培のトマトでも、日照時間の短い土地で育ったものと、太陽の光を燦々と浴びた肥沃な火山灰土壌で育ったものでは、味も栄養価も全く違う。それと同じことが、化粧品原料の世界でも起こっているのです。
「オーガニック ≠ 高品質」の真実と、「適地適作」という私の答え
前回の香りの記事でも触れましたが、私の原料選びの哲学は**「適地適作」***1。その植物が持つ力が最も輝く「最適地」で育ったものを、世界中から探し求める、という考え方です。
日本の職人技は世界一だと信じています。しかし、モロッコの砂漠で黄金のように実るアルガンの実、アンデスの高地で力強く育つホホバ、西アフリカの大地が育むシアバター…。
その土地の気候、土壌、そして何世代にもわたって受け継がれてきた伝統的な栽培法でしか生み出せない、圧倒的な生命力を持つ植物が存在します。
私の忠誠心は、「国産」や「オーガニック認証」という言葉ではなく、世界中のどこにあろうとも、その植物が持つ力の頂点、つまり「絶対品質」にのみ向けられています。
STEP2クリームに配合された26種のオーガニック植物原料は、この哲学に基づき、世界中から集められた「地球からの贈り物」なのです。
第2章:植物の力とリスク
– 開発者としての覚悟
私は、植物の力を心から信じています。しかし、科学者としての冷静な視点も、決して忘れてはいません。
植物の可能性と
リスクへの向き合い方
リスクへの向き合い方
植物の可能性:未知なる「シナジー(相乗効果)」への期待
植物エキスの中には、何千、何万という未知の化合物(ファイトケミカル*2)が含まれています。
現代科学をもってしても、その全てを解明するには至っていません。これは、時にリスクにもなり得ますが、私はここにこそ、大きな可能性があると信じています。
単一の精製された成分には、単一の働きしか期待できません。しかし、植物エキスは、その無数の成分が互いに影響し合い、一つの成分の強すぎる作用を別の成分が緩和したり、複数の成分が協力してより高い働きを生んだりする「シナジー(相乗効果)」*3が期待できるのです。
まるで、一つの楽器では奏でられない、豊かなオーケストラの響きのように。この複雑で、奥深い植物の「総合力」こそ、私が処方に組み込む最大の理由です。
リスクへの向き合い方:私の約束
一方で、自然物であるがゆえのリスク(収穫時期による品質のブレ、アレルギーの可能性など)から、目を背けることはありません。
私は、全ての原料ロットに対して厳しい品質試験を課し、その働きと安全性を常に担保します。そして、アレルギーの可能性が少しでもある成分については、お客様に正直に情報をお伝えし、パッチテストを推奨する。それが、誠実な作り手としての最低限の責任だと考えています。
第3章:緑のオーケストラ
– 26種の植物が髪と肌で奏でる
ハーモニー
26種類の植物原料すべてを語ることはできませんが、この「緑のオーケストラ」が、どのようなパートで構成され、あなたの髪と肌にどんなベネフィットをもたらすのか、その一部をご紹介します。
【26種の緑のオーケストラ】全原料一覧
VIEOTYの哲学「適地適作」に基づき、世界中から厳選された26種のオーガニック植物原料(※)は以下の通りです。
- アルガニアスピノサ核油(モロッコの黄金)
- オランダビユ種子油(インド産バクチオール)
- オリーブ果実油(スペイン産)
- スクワラン(スペイン産オリーブ由来)
- シア脂(アフリカ産)
- ホホバ種子油(メキシコ産)
- マカデミア種子油(スペイン産)
- アンズ核油(トルコ産)
- ヒマシ油(インド・アメリカ産)
- メドウフォーム-8-ラクトン(アメリカ産)
- ゴマ油(インド産)
- オリーブ油脂肪酸セテアリル(オリーブ由来)
- オリーブ油脂肪酸ソルビタン(オリーブ由来)
- グリセリン(フランス産菜種由来)
- ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(マレーシア産ヤシ・サトウキビ由来)
- ヒマワリ種子油(アメリカ産)
- ダマスクバラ花水(ブルガリア産)
- ラベンダー油(フランス産)
- カミツレ花エキス(セルビア産)
- トコフェロール(日本産大豆由来)
- クエン酸(タピオカ由来)
- クエン酸Na(EU産甜菜由来)
- セテアリルグルコシド(トウモロコシ由来)
- セテアリルアルコール(ヤシ由来)
- コレステロール(肌のバリア機能)
- ベヘニルアルコール(アブラナ由来)
※全成分51種のうち、上記26種をオーガニック植物原料として配合しています。
【基盤となる低音パート】
肌と髪のバリア機能を
サポートする、濃密な
オーガニックオイル群
サポートする、濃密な
オーガニックオイル群
オーケストラの土台を支える、チェロやコントラバスのような存在。それが、人の皮脂に近い組成を持つ、高品質なオーガニックオイルです。(※この部分は変更ありません)
- アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル):豊富なビタミンE(製品の酸化防止剤)を含み、優れた保湿力で、肌にハリを与え、髪のキューティクル*4を保護します。
- ホホバ種子油:皮脂のバランスを整える働きに優れ、乾燥肌も脂性肌も、健やかな状態へと導きます。髪には自然なツヤを与えます。
- シア脂(シアバター):非常に高い保湿力を持ち、肌と髪に潤いのヴェールを形成。乾燥や外部刺激から長時間守り抜きます。
【彩りを添える中音パート】
肌と髪のコンディション
を整える、高機能な
植物エキス群
を整える、高機能な
植物エキス群
美しいメロディを奏でる、ヴァイオリンや木管楽器たち。肌と髪の個別のお悩みに応える、機能性の高いエキスです。
- オランダビユ種子油(バクチオール):インド産の貴重な植物から得られる、「次世代のレチノール」とも呼ばれるエイジングケア(※年齢に応じたお手入れ)成分。肌にハリと弾力を与え、なめらかに整えます。
- ダマスクバラ花水:ブルガリア産の“バラの女王”ダマスクローズから抽出した芳香蒸入水。豊かなうるおいとハリを与えてキメを整えるだけでなく、その芳醇な香りが心にも深く働きかけます。
- カミツレ花エキス:ヨーロッパで古くから「肌の守り神」として重宝されてきたハーブの代表格。デリケートに傾きがちな肌や頭皮を優しくいたわり、健やかなコンディションへと導きます。
これら26種の植物が、互いの個性を打ち消すことなく、響き合う。それは、肌と髪にとって、最も贅沢な「栄養のフルコース」なのです。

この記事で解説した「3STEPの科学的必然性」は、VIEOTYの基本コースそのものです。「土壌作り→育成→保護」という完璧な連携こそが、たった3本で18役。それは、新しい豊かさを手に入れるということ -VIEOTYの3STEPブルームコースの核心です。
第4章:ブルームコースの科学
– なぜ3STEPでなければ
ならなかったのか
「この素晴らしいクリームだけを使えば、それで十分なのでは?」そう思われるかもしれません。
しかし、このクリームが持つポテンシャルを100%、いえ、120%引き出すためには、STEP1とSTEP3の存在が、科学的に、そして論理的に不可欠なのです。
ここでは、その必然性を「ガーデニング」に例えてご説明します。
【3STEPの科学的必然性】
ガーデニングに例えて
ガーデニングに例えて
STEP1『ハーモニーウォッシュ』:最高の作物を育てるための「土壌作り」
どんなに高価で優れた種や肥料を用意しても、荒れ果てた、雑草だらけの固い土壌に撒いたのでは、決して美しい花は咲きません。ガーデニングのプロは、まず、土を耕し、雑草を取り除き、たっぷりと水分を含ませる「土壌作り」に最も時間をかけます。
STEP1『ハーモニーウォッシュ』の役割は、まさにこれです。11種の界面活性剤*5オーケストラが、肌のバリア機能(土壌の構造)を壊すことなく、不要な汚れや古い角質(雑草)だけを優しく取り除き、アミノ酸群がたっぷりと潤い(水分)を与える。こうして初めて、26種のオーガニック植物原料(種と肥料)を受け入れるための、最高の土壌が完成するのです。
STEP2『クリーム』:種を蒔き、栄養を与える「育成」
最高の土壌が準備できたら、いよいよ主役の登場です。STEP2『クリーム』は、この肥沃な土壌に、26種のオーガニック植物原料という、生命力に満ちた「種」と、ヒト型セラミドや加水分解ケラチンといった科学の粋を集めた「最高級の肥料」を、同時に蒔く行為です。肌と髪が、最も栄養を吸収しやすいこのタイミングで、美しさの根源を育みます。
STEP3『ドレスグロウ』:繊細な芽を守り育てる「温室(グリーンハウス)」
種を蒔き、栄養を与えただけでは、まだ安心できません。降り注ぐ紫外線、乾燥した外気、物理的な摩擦といった外部の脅威が、芽生えたばかりの繊細な美しさを、容赦なく傷つけようとします。
STEP3『ドレスグロウ』の役割は、この大切な畑を、一日中守り抜く「保護ヴェール(温室)」です。高品質なシリコンや植物性ワックスが、肌と髪の表面に薄く、通気性の良い保護膜を形成。STEP2で与えた栄養を閉じ込め、外部刺激から守り抜くことで、クリームの働きをサポートし、持続させるのです。
耕し(STEP1)、育て(STEP2)、守る(STEP3)。
この3つのステップが、どれ一つ欠けても、私が目指す「花咲くような美しさ」には到達できない。これが、ブルームコースに込められた、科学的で、揺るぎない結論なのです。
結論:オーガニックの、
その先へ
「オーガニック」という言葉は、私たちに安心感を与えてくれます。しかし、本当の美しさを求める旅は、その言葉の先から始まります。
- オーガニックはスタートライン:認証だけでなく、品種、産地(適地適作)、抽出方法まで見抜くことが、本質的な品質に繋がります。
- 植物の力を信じ、敬う:未知なる可能性(シナジー)を信じると同時に、自然物へのリスク管理を徹底する誠実さが重要です。
- 26種の緑のオーケストラ:VIEOTYクリームは、世界中から集めた植物の総合力で、髪と肌の根源的な美しさにアプローチします。
- 3STEPは科学的必然:「土壌作り」「育成」「保護」という、揺るぎないロジックが、クリームの働きをサポートします。
称号やイメージに惑わされず、その一滴に込められた哲学と科学を見つめること。
それこそが、円熟した知性を持つあなたのための、新しいオーガニックケアの形です。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 26種類も植物エキスの
肌への刺激は?
A. ご心配はごもっともです。私たちは、刺激性が報告されている植物原料を避け、長い歴史の中で安全性が確認されているハーブを中心に厳選しています。また、それぞれの配合濃度も、働きを発揮しつつ刺激のリスクを最小限に抑えるよう、精密に調整されています。しかし、植物アレルギーをお持ちの方や、特に肌が敏感な方は、ご使用前に必ずパッチテストを行ってください。
Q. オーガニック以外の
成分も入っているのはなぜ?
A. オーガニックや自然由来指数といった言葉だけで信頼を得ることが出来、商品を購入される方がいることは理解しており、ビジネスとしても大切だと感じていますが、VIEOTYの哲学は「自然と科学の融合」です。私は、売れるためよりも続けられることを優先としており、オーガニック・自然主義ではありません。ヒト型セラミドやペプチド、高品質なシリコンなど、オーガニック認証は取得できなくても、科学的に肌と髪への高い働きと安全性が期待できる先端科学成分を組み合わせることで、植物の力だけでは到達できない、より高いレベルの実感を追求しています。
Q. VIEOTYクリームは、
ヘアクリームとしても、
どう使えば?
A. アウトバストリートメントとして、タオルドライ後の濡れた髪に、適量を毛先中心になじませてから乾かすと、オーガニックオイルがキューティクルを整え、驚くほどまとまりの良い、しなやかな髪に仕上がります。乾いた髪のスタイリング剤としては『ドレスグロウ』をお使いください。どちらもベタつかず、自然なツヤを与えます。
※注釈
- 適地適作:その土地の気候や土壌に最も適した作物を栽培すること。品質や収穫量を最大化するための農業の基本原則。
- ファイトケミカル:植物が紫外線や害虫などから自身を守るために作り出す化学物質の総称。抗酸化作用を持つものが多く、健康や美容への働きが期待されている。
- シナジー(相乗効果):複数の要素が組み合わさることで、それぞれが単独で持つ以上の効果を生み出すこと。
- キューティクル:髪の表面を覆うウロコ状の組織。髪の内部を保護する役割を持つ。
- 界面活性剤:本来混じり合わない水と油を混ぜ合わせる働きを持つ成分の総称。









