序章：なぜ、あなたの髪は若い頃と違ってきてしまったのか？

こんにちは。VIEOTY創設開発者であり、くせ毛専門美容師のHERAIです。

私自身、生まれつきの重度のくせ毛と共に生きてきました。だから、髪が思い通りにならない日の、あの憂鬱な気持ちは誰よりも分かります。

サロンでは、多くのお客様からこんな切実な声を伺います。

「昔はもっと、髪にハリとツヤがあったはずなのに…」
「最近、うねりがひどくなって、どんなスタイリング剤も効かない」
「分け目のあたりが、なんとなく寂しくなってきた気がする…」

もし、あなたも同じように感じているのなら、それは決してあなたのケアが間違っていたからではありません。

40代、50代という年代は、肌と同じように、髪と頭皮もまた、人生で最も大きな変化を迎える時期なのです。

第1章：40代・50代の4大ヘア悩みとその原因

年齢と共に現れる髪の変化は、複雑に絡み合っています。ここでは、代表的な4つの悩みの根本原因を紐解いていきましょう。

1. うねり・くせ毛の悪化

「昔はこんなにくせ毛じゃなかったのに」と感じる方は少なくありません。これは、加齢により毛穴が頭皮の重力で楕円形に歪むことや、髪内部の水分と油分のバランスが乱れ、一本の髪の中でも構造が不均一になる「エイジング毛」が原因と言われています。

2. 白髪の増加

髪の色を作る色素細胞「メラノサイト」の働きが、年齢と共に低下することが主な原因です。遺伝的な要因も大きいですが、ストレスや栄養不足、血行不良なども、その働きを弱める一因と考えられています。

3. 抜け毛・薄毛

女性ホルモン「エストロゲン」には、髪の成長を促進し、その寿命を延ばす働きがあります。40代以降、このエストロゲンが減少することで、髪の成長期が短くなり、抜け毛が増えやすくなります。これを「びまん性脱毛症」と呼ぶこともあります。

4. ボリュームダウン・髪のやせ細り

抜け毛だけでなく、髪一本一本が細くなる「菲薄化（ひはくか）」も、見た目のボリュームに大きく影響します。頭皮の血行不良により、髪の成長に必要な栄養が毛根まで届きにくくなることが原因の一つです。

第2章：「美髪は健康な頭皮から」VIEOTYの健髪土壌論

美しい花が、痩せた土地ではなく、栄養豊かでふかふかな土壌から育つように、美しい髪もまた、健康な頭皮という土壌からしか生まれません。

これが、VIEOTYが提唱するヘアケアの根幹、「健髪土壌論（けんぱつどじょうろん）」です。

第3章：悩みを魅力に変えるヘアケア成分図鑑

「健髪土壌論」を実現するために、VIEOTYは髪と頭皮のために選び抜かれた成分を配合しています。

【ダメージ補修の専門家】加水分解ケラチン

髪の主成分であるケラチンを、髪に浸透^※注1しやすいように小さく分解したものです。ダメージによって流出したタンパク質を補い、髪にハリとコシを与え、内側から健やかな状態へと導きます。

【頭皮のエイジングケア^※注2】フラーレン

非常に高い抗酸化力を持つことで知られる成分です。頭皮を酸化ストレスから守り、健やかな頭皮環境を維持することで、ハリ・コシのある美しい髪を育む土台作りをサポートします。

【生命のレンガ】アミノ酸

髪のケラチンを構成する、まさに「生命のレンガ」。特にVIEOTYの洗浄料には、髪と頭皮を優しく洗い上げるための様々なアミノ酸系洗浄成分と、保湿成分としてのアミノ酸が、オーケストラのように調和して配合されています。

第4章：プロが教える、正しいシャンプーとドライヤーの方法

最高の道具（製品）があっても、使い方が間違っていては効果は半減します。14年以上サロンに立ち続けたプロとして、今日からできる「美髪を育む」基本技術をお伝えします。

シャンプー：髪ではなく「頭皮」を洗う意識で

シャンプーの目的は、髪の汚れではなく、頭皮の毛穴に詰まった皮脂や汚れを落とすことです。指の腹を使い、頭皮を優しくマッサージするように、下から上へと揉み洗いしましょう。髪の毛は、泡が通過するだけで十分に綺麗になります。ゴシゴシ洗いはキューティクルを傷つける原因になるので禁物です。

ドライヤー：根元から乾かし、冷風で締める

ドライヤーは、まず髪の根元、つまり頭皮から乾かし始めます。根元が乾けば、髪は自然とまとまりやすくなります。全体が8割ほど乾いたら、ドライヤーの風を上から下へ当て、キューティクルの向きを整えるように乾かします。最後に冷風を全体に当てることで、キューティクルが引き締まり、艶が格段にアップします。