コスメジプシー卒業。迷うのは、あなたが「本物」に出会う準備ができたから。

「美」の迷路に、
終止符を打つ。

美容が「義務・作業」になった
すべての人へ贈る、
人生の質を高める
統合美容学の物語

丁寧にお金と時間をかけたそのこだわりは、本当に報われていますか？

美容とは、自己を高めるための楽しい探求であるはずです。しかし、こだわりが強く真剣なあなたにとって、その探求はいつしか複雑すぎる「使い分け」や終わりなき「重ね付け」へと変貌しているのではないでしょうか。

高価な美容液に、それをサポートする導入液。髪と肌で使い分ける、数えきれないほどのボトル…。あなたが今まで「運命の一本」に出会えなかったのは、決してあなたの努力や知識が足りないからではありません。

それは、肌も髪も本質を求める女性に対し、業界が「アイテムを増やすこと＝より良いケア」であるかのように錯覚させてきた、「複雑化の罠」にはまっていただけなのかもしれません。

第一章

美の迷路に立ち尽くす
私の告白

この物語は、私自身の個人的な苦悩から始まりました。

私の原体験：敏感肌と、雨の日に広がるくせ毛との“戦争”

長年、私は「敏感肌」と「くせ毛」という、二つの美容上の悩みを抱え続けてきました。

特に「くせ毛」は、湿気の多い日には髪がボワッと広がり、朝どれだけ時間をかけてセットしても、すぐ台無しになってしまう絶望感を何度も味わいました。

さらに、くせ毛はねじれの部分から水分が蒸発しやすく、常にパサついて乾燥しがちです。

そのため、どんなにケアをしても「傷んでいる」ように見えてしまい、美容努力の限界を感じていました。

また、10代に比べ「うねり」がひどくなり、髪の表面に「チリチリ」とした短い毛が目立つようになり、自身の老化を突きつけられているような感覚に陥りました。

「敏感肌」も同様に、私を悩ませ続けました。肌に合う化粧品を探す旅は、終わりのない試行錯誤の連続です。

新しい製品を試すたびに、肌がヒリヒリするのではないかという拭い去れない不安がつきまとい、試供品で事前に確認することが不可欠だと感じるほどでした。

特に、多くの機能を兼ね備えるオールインワン製品に対しては、「保湿力が低いのではないか」「美容効果が低いのでは」といった従来のイメージからくる疑念を抱えていました。

美容師として知った、言葉にできない「疲弊」

14年間美容師として働いてきた私は、私自身の悩みだけでなく、多くのお客様が同じような悩みを抱えていることに気づきました。

美容室は単に髪を切る場所ではなく、お客様が日々の美容に関する本音や、誰にも言えなかった心の声を打ち明ける場所でした。

現場で聞いた、お客様の心の声

• 「本当はもっとシンプルにしたいんだけど、結局、肌荒れが怖くてやめられないのよ…。色々試すのももう疲れてしまって。」
• 「雨の日になると、もう髪がどうにかなっちゃうから、会社に着く頃には諦めモードなの。朝のセットにかけた時間が無駄になっちゃったって、悲しくなるのよ。」
• 「長年、色々な美容師さんに『クセが強いね』って言われ続けて、自分の髪に自信が持てなくて。本当はもっと好きな髪型に挑戦してみたいんだけど…。」
• 「美容情報が多すぎて、何が正しいのかもう分からないの。結局、誰に相談したらいいのかも分からなくて、いつも同じものばかり買ってしまうのよね。」

こうした現場での経験から、私は「美しさ」を追求する多くの女性が、その過程で「頑張りすぎ」てしまい、疲弊している現実を痛感しました。

特に、朝の忙しい時間や疲れた夜に何ステップも重ねるスキンケアは、「美」のための崇高な儀式ではなく、終わりのない「義務」や「作業」と化しています。

そして、「サボってしまった」日には、「怠けた自分は美しくなれない」といった罪悪感や、自己否定に陥る心理的な重圧も見てきました。

この負の連鎖を断ち切り、美容を本来の喜びへと取り戻すことこそが、私の使命だと確信しました。

Step 1【自己診断】なぜ、あなたは「運命の化粧品」に出会えないのか？

「私の肌と髪にぴったりの、運命の一本がどこかにあるはず…」そう信じて、一体いくつの製品を試してきたでしょう。

その原因は、実は人それぞれ少しずつ違います。まずは、ご自身の失敗パターンを知ることが、迷宮から抜け出す最初の鍵となります。

下の３つのうち、最も「私のことだ…」と感じるものはどれですか？

■タイプ1：情報過多・混乱タイプ

雑誌、SNS、口コミ…。エイジングケア^※1に関する情報が多すぎて、何を信じたら良いか分からない。

とりあえず「人気No.1」や「口コミで話題」といった商品に手を出すが、自分に合うかは別問題。結果、使わない化粧品で洗面台は溢れ、悩みは一向に解決しない。

■タイプ2：過剰期待・失望タイプ

「奇跡のクリーム」「髪が蘇る^※2」「サロン品質」といったニュアンスの広告の言葉を信じ、高価な化粧品に大きな期待を寄せて購入。

しかし、思ったほどの効果は感じられず、「また裏切られた…」と失望。次こそはと、さらに新しい「魔法の製品」を探し求めてしまう。

■タイプ3：知識不足・思考停止タイプ

成分表示を見てもよくわからない。「くせ毛用」「オーガニック」「無添加」^※3といった心地よい言葉のイメージだけで購入を決めてしまう。

肌や髪の仕組み、セラミドやレチノールといった成分の本当の働きについて深く考えたことがなく、感覚的な「良さそう」だけで判断しがち。

どのタイプであれ、解決策は同じです。それは、感情やイメージではなく、客観的な事実に基づいた「知識」と「戦略」を持つこと。

次のステップで、そのための最強の武器を手に入れましょう。

Step 2【完全攻略】失敗しないための「４つの道具」

化粧品選びとは、情報戦です。ここでは、あなたを惑わす様々な「仕掛け」から身を守り、本質を見抜くための４つの道具（ツール）を授けます。

ツール1：心理トリックの盾 – なぜか買ってしまう「心のクセ」から身を守る

私たちの脳は、判断を誤らせる「思考のクセ（認知バイアス^※4）」を持っています。

その代表例を知るだけで、衝動買いは防げます。

• バンドワゴン効果：SNSで流行っていると、品質とは関係なく欲しくなってしまう心理。「みんなと一緒」を求める心の罠です。
• ハロー効果：高級感のある美しい容器や、立派なウェブサイトだけで、「中身もきっと高品質だ」と思い込んでしまう心理。中身と外見は別物です。
• 確証バイアス：「この美容液は効くはず」と一度信じると、その効果を肯定する情報ばかりを集め、批判的な意見は無視してしまう心のクセです。

ツール2：マーケティングのレントゲン – 広告の「裏側」を完全に見抜く

企業が使うマーケティング手法を知れば、広告を冷静に分析できます。

• 希少性の演出：「本日限定価格」「残りあと3個」といった表示は、「今買わないと損をする」という心理を煽り、冷静な判断を奪うのが目的です。
• 権威性のアピール：「皮膚科医監修」「トップスタイリスト推奨」といった肩書は、信頼性を高める手法です。しかし、具体的に何をどう監修したのかは不透明な場合が多く注意が必要です。
• ステルスマーケティング（ステマ）^※5：広告であることを隠して商品を宣伝する違法行為です。「#PR」の表示がなく、インフルエンサーが商品を絶賛する投稿は、まず疑ってかかるべきです。

ツール3：成分解読のルーペ – 科学的根拠で「本当に効く」を見極める

イメージだけでなく、科学的な事実で化粧品を評価するための知識です。大人のスキンケア・ヘアケアに重要な成分の働きを知りましょう。

【スキンケア】主要なエイジングケア成分の本当の働き

セラミド：肌のバリア機能の主役。角質細胞の間を埋めるセメントのように、水分の蒸発と外部刺激の侵入を防ぎます。

ビタミンC誘導体：攻守に優れた守りのエース。日焼けによるシミの原因（メラニン）の生成を抑え、肌のハリを支えるコラーゲン作りを助けます。

レチノール類：肌の交通整理役。ターンオーバーを促します。（VIEOTYは、より刺激が穏やかとされる植物由来の「バクチオール」を採用しています）

ヒアルロン酸：優れた保水力を持つ成分。肌に水分を抱え込み、みずみずしさを保ちます。

【ヘアケア】ダメージヘアを支える主要成分の働き

アミノ酸系洗浄成分：髪や頭皮と同じ弱酸性で、洗浄力がマイルド。必要な潤いを奪いすぎず、優しく洗い上げるシャンプーの基本です。

加水分解ケラチン：髪の主成分であるタンパク質「ケラチン」を、髪に浸透しやすいよう小さく分解したもの。ダメージ部分を補修し、ハリやコシを与えます。

CMC（細胞膜複合体）：髪のキューティクル同士を接着し、水分を保つ脂質成分。これが失われると、髪はパサつきます。

ただし、どんなに良い成分も、その効果を最大限に引き出す「処方設計^※6」の技術がなければ意味がありません。成分をただ配合するのではなく、必要な場所に届け、安定させる技術こそがブランドの真の実力です。

ツール4：理念と哲学のコンパス – 心から信頼できるブランドを見つける

製品の品質だけでなく、その背景にあるブランドの「姿勢」も、長く付き合うパートナーを選ぶ上で重要な要素です。

• 「〇〇フリー」の真実：これらの言葉には法的な定義がありません。言葉のイメージに惑わされず、ブランドが独自の厳しい基準を公開しているかを確認しましょう。
• サステナビリティへの取り組み：環境への配慮（リサイクル容器など）や、動物実験の廃止といった未来を見据えた活動は、そのブランドの倫理観を測るバロメーターになります。

Step 3【戦略立案】あなただけの「美の戦略」を立てる

最強のツールキットを手に、いよいよあなただけの「美の戦略」を立てていきます。この３つのアクションが、あなたを二度と失敗しない賢い消費者へと変えます。

アクション1：悩みの【最優先ゴール】を一つだけ決める

まず、今のあなたが最も解決したい「たった一つの悩み」を明確にします。

「とにかく髪のパサつきを抑え、まとまるツヤ髪になりたい」「目元の乾燥小ジワを目立たなくしたい」など、欲張らず一つに絞ることが成功への最短ルートです。

アクション2：ゴールに合わせた【テクスチャーと使い方】を選ぶ

ゴールが決まれば、選ぶべき製品の質感が見えてきます。パサつきや小ジワ対策なら、潤いをしっかり閉じ込めるコクのあるクリームタイプ。

そして、その日の肌や髪の調子に合わせて、量や使い方を微調整する「柔軟性」が大切です。

アクション3：無理なく続けるための【予算計画】を立てる

素晴らしい製品でも、続けられなければ意味がありません。１ヶ月の予算を決め、その中で「何に一番投資すべきか」を考えます。

美容液やクリームなど、肌や髪に長く留まる「攻め」のアイテムに予算を重点的に配分するのが合理的です。

第三章

私の最終回答 ―
美容は「人生の質」を
高める手段である

11年間の化粧品開発者としての
経験は、私に一つの結論を
もたらしました。

「使い分け」と「重ね付け」の“不都合な真実”

本質的な答えに触れる前に、すべてのこだわりが強い女性に、二つの問いを投げかけさせてください。

問い１：なぜ、髪と肌で「使い分ける」のが常識なのでしょうか？

髪も肌も、その主成分は同じタンパク質（ケラチン）です。

もちろん構造の違いはありますが、本当に優れた処方とは、その両方の構造を深く理解し、共通して必要な「保湿」「補修」「保護」という本質的なアプローチを、一本で実現できるものではないでしょうか。

あるいは、「使い分け」が常識である理由は、科学的な必然性よりも、単純に多くの製品を売るためのビジネスモデルだとしたら…？

問い２：なぜ、何種類も「重ね付け」する必要があるのでしょうか？

もし、一本の美容液が本当に高品質で完璧な処方ならば、なぜそれを助けるための導入液や、潤いを閉じ込めるためのクリームが別途必要なのでしょうか。

それは裏を返けば、その一本一本が「単体では不完全である」という、低品質の証明ではないでしょうか。

本当に価値ある一皿が、それだけで完結するコース料理のように、化粧品もまた、一本でその役割を全うできるはずです。

オールインワンは、妥協じゃない。美の「絶対的正義」だ。

この二つの問いへの、私なりの科学的・論理的な回答。

それが、表面的な美しさだけを追求するのではなく、日々の手間を減らし、心に余裕をもたらす「人生の質（QOL）を高める機能性」こそが、現代の化粧品における絶対的な正義であり、本質であるということです。

この哲学に基づき、高品質なオールインワン化粧品は単なる時短アイテムではなく、美容の価値を再定義する存在だと考えています。

従来の多段階ケアがもたらしていた負担を解消し、私たちの人生に「余白」を創り出します。

人生に、3つの「余白」が生まれる

時間的余裕（Time-Saving）

忙しい朝や疲れた夜でも、ワンステップでケアが完了し、自分や家族、そして貴重な睡眠時間を確保できます。

多すぎる製品の中から何を選べばいいか調べる「思考時間」からも解放されます。

精神的余裕（Mental Well-being）

「あれもこれもやらなきゃ」という義務感や罪悪感から解放されます。

洗面台やポーチがすっきりする心の安定感。心地よい香りは、ルーティンを「義務」から「自分を労わる楽しみ」へと変えてくれます。

経済的合理性（Financial Rationality）

化粧水、美容液、乳液などを個別に買う必要がなくなり、年間を通じて美容費を大幅に削減できます。

本当に価値のある製品に絞ることで、無駄な買い物をなくすことが可能になります。

第四章

信頼の証明
あらゆる“ノイズ”を
排除した旅

この哲学が単なる信念ではなく、客観的な真実であることを証明する必要がありました。

なぜ、私は“目隠し”したのか？

人間は、製品を評価する際、ブランド名、価格、パッケージデザイン、広告といった「ノイズ」に無意識に影響を受け、その製品の「本当の価値」を見誤ってしまう傾向があるからです。

私は、この事実を真正面から見つめ、一切の「ノイズ」を排除した環境で、製品そのものの力だけで評価を得ることを目指しました。

これは、医療分野で新薬の有効性を検証する「二重盲検試験」のように、真に客観的なデータを得るための、科学的かつ倫理的なアプローチです。

肌と髪の「真実」を測る、執拗なまでの自己実験

開発者である私自身が、被験者となりました。あらゆる先入観を排除するため、自分自身の肌と髪を実験台としたのです。

中身が見えない無地の容器に詰め替えた無数の試作品を、コードネームのみで評価する日々。しかし、それだけでは不十分です。人間の感覚は、その日の体調や気分、季節や湿度によっても大きく左右されます。だからこそ、私は執拗なまでに、あらゆる条件下でテストを繰り返しました。

排除された「ノイズ」	なぜ排除する必要があったか？
ブランドイメージ	信頼や長年の親しみやすさが、客観的な製品評価を歪めるため。
価格帯	高価な製品は無意識に「効果があるはずだ」と認識されるため。
パッケージデザイン	洗練されたデザインが、期待感を高め、使用感の評価を無意識に高めるため。
広告・PR文言	「美白」や「リフトアップ」といった言葉が、使用後の感想に影響するため。

評価は、精密機器を用いた保湿力やハリ・弾力といった定量的評価（数値データ）と、べたつきや香り、浸透感といった定性的評価（感覚データ）の両面から、自分自身を被験者として慎重に行いました。

そして、私自身が辿り着いた「告白」

テストは、私の予想をはるかに上回る結果をもたらしました。

従来のオールインワンの弱点を克服するだけでなく、定量的データでは、高価な多段階ケアと比べても見劣りしない、あるいはそれを上回る数値が示されたのです。

「まさか、これ一つでいいなんて…。これまで信じてきた『使い分け』や『重ね付け』は、一体何だったんだ。美容が、いつの間にか『義務』になっていたのは、自分自身じゃないか」

この心の声に気づいた瞬間、私は涙が止まりませんでした。それは単なる製品の成功を意味するのではありません。

私の個人的な苦悩、美容師としての発見、そして開発者としての11年間が、ようやく一つの「真実」に結びついた瞬間でした。

美容が義務ではなく、人生を豊かにする手段であるという私の信念は、数値データだけでなく、自分自身の心の変化によって、確固たるものに変わったのです。

終章

「自分で選ぶ」
という、最も贅沢な
エイジングケア

売り上げよりも、
あなたの人生に寄り添うために。

私がこのブランドを創設した理由は、売り上げを上げることでも、圧倒的な人気を得ることでもありません。

それは、美容を通じて、一人でも多くの女性の人生に「やりがい」と「生きがい」をもたらすこと、そして「美」を義務感から解放することです。

顧客は「共犯者」。共に美の新しい時代を創る

このブランドにおいて、お客様は単なる購入者ではありません。私は、「共にブランドを育てる『共犯者』」と捉えています。

お客様の「声」を真摯に受け止め、製品改良やサービス改善に活かすことは、私の最も重要な哲学です。

この記事の冒頭で述べた問いを、もう一度繰り返します。「あなたが『美』にかけた努力は、本当に報われていますか？」

私が提供するのは、肌や髪を美しくする製品だけではありません。それは、忙しい日々の中、心にゆとりをもたらし、自己肯定感を育むための「道具」です。

美容が「やらなければならないこと」から、「自分を大切にする、ささやかなご褒美」へと変わったとき、あなたの人生はもっと輝き始めます。

あなたがもし、かつての私のように、美容の迷路で立ち尽くしているなら、どうか思い出してください。美容の本質は、心の豊かさと、人生の輝きの中にあります。

私は、あなたのその輝きを最大限に引き出すために、誠実な製品と、真摯な哲学をもって、この場所で待っています。

「運命の化粧品」探しの、最終目的地へ。

このコラムで手に入れた新しいものさしで、VIEOTYの価値を、ぜひご自身の目で確かめてみてください。

物語の続きへ

この哲学が、
どのように形になったのか。
その答えをご覧ください。

VIEOTY製品一覧を見る VIEOTYとは

よくあるご質問

Q. VIEOTYの成分が良いのはわかりますが、結局お値段が高いのでは？

A. 価格だけを見ると、ドラッグストアの製品よりは高価に感じるかもしれません。

しかし、VIEOTYは広告宣伝費や流通コストを徹底的に削減し、その分を高品質な原料と研究開発に注ぎ込んでいます。

また、髪と肌のオールインワン設計により、化粧水、美容液、乳液、シャンプー、トリートメント…と買い揃える必要がないため、結果的にトータルの出費を抑え、より質の高いケアを実現できる、という考え方に基づいています。

Q. 本当に広告やインフルエンサーは信じない方がいいのでしょうか？

A. 全てが悪いわけではありません。素晴らしい製品を紹介してくれる、誠実な発信者もたくさんいます。

大切なのは、情報を鵜呑みにせず、今日手に入れた「ツール」を使って、「なぜこの人はこれを勧めているのか？」「自分と同じ悩みや髪・肌質か？」と一度立ち止まって考える習慣です。

あくまで判断の主役は、あなた自身です。

Q. 情報が多すぎて、やっぱり自分で選ぶ自信がありません…

A. そのお気持ち、よくわかります。この記事は、その第一歩を踏み出すための地図です。

まずは一番気になる「ツール」を一つだけ使ってみてください。

例えば、「高級そうな容器に惑わされないぞ」と意識するだけでも、あなたの化粧品選びは確実に変わります。

焦らず、ご自身のペースで賢くなっていけば良いのです。いつでも、私がLINEやサロンで相談に乗ります。

※注釈

1. エイジングケア: 年齢に応じた、うるおい、ハリのお手入れのことです。
2. 薬機法上の補足: 「髪が蘇る」など、身体の組織機能の再生を想起させる表現は、化粧品等の広告で認められていません。本稿では、消費者が遭遇しうる誇大な広告表現の一例として記載しています。
3. くせ毛用/オーガニック/無添加: これらの言葉には、法律上の明確な定義がありません。そのため、ブランド独自の基準で表示されていることが多く、言葉のイメージだけで判断せず、どのような基準に基づいているかを確認する視点が重要です。特に「くせ毛用」といった製品はいわゆる情弱ビジネスで、くせ毛専門家としては誇大広告と感じています。
4. 認知バイアス: 自身の思い込みや周囲の意見、限られた情報などに基づいて、非合理的な判断をしてしまう心理的な傾向のことです。
5. ステルスマーケティング/ステマ: 消費者に広告であると気づかれないように行われる宣伝行為。2023年10月1日より、景品表示法^※8において不当表示の対象となり、規制されています。
6. 処方設計: 化粧品の成分を、効果・安定性・使用感などを考慮して最適に組み合わせる技術のこと。料理のレシピ開発に似ており、ブランドの技術力や哲学が最も表れる部分です。
7. コスメジプシー: 化粧品（Cosmetic）を求めて、次から次へと製品を渡り歩く人々を、放浪の民（Gypsy）に例えた言葉。理想の製品に出会えない状態を指します。
8. 景品表示法: 正式名称は「不当景品類及び不当表示防止法」。消費者を誤解させるような過大な景品や、実際よりも著しく優良または有利であると誤認させるような表示（誇大広告、おとり広告、ステマなど）を規制する法律です。