MENU

​【ノンシリコンの誤解】シリコンは本当に悪者? | 髪肌を守る役割と真実

シリコンが髪のキューティクルを滑らかにコーティングするテクスチャイメージ

この記事の結論(90秒要約)

「ノンシリコン=良い」という常識は、10年以上前に特定のマーケティング戦略によって作られた神話です。

50代からの繊細な髪と肌にとって、高品質なシリコンは、ダメージから守る「必要不可欠な味方」となります。

科学的な真実は、シリコンが医療用にも使われるほど安全性が高く、課題はその「質」と「使い方」にあるということ。それは料理における油のようなもの。安価な油で味をごまかすこともできれば、最高級のオリーブオイルで素材を輝かせることもできます。

VIEOTYは、豊富な美容成分を守るための「潤いのヴェール」として、高品質なシリコンを“名脇役”として緻密に採用。

もう、根拠の薄い神話に惑わされるのは終わりにしましょう。科学の目で成分の役割を見極め、賢く活用すること。それこそが、本質を見抜く大人のための、美しさを守り抜くアプローチの一つなのです。

その答えを、VIEOTYの
処方哲学でご確認ください。

VIEOTY製品
一覧を見る

この記事の全体像

なぜ、シリコンは“悪者”に
されたのか?神話が
生まれた業界の裏側

「シリコンは毛穴に詰まる」「髪に悪い」…

いつからか、シリコンは化粧品における悪役の代表格となりました。

しかし、その常識が、実は10年以上も前の情報や、一部のマーケティング戦略によって作られたイメージだとしたら、どうでしょうか?

私がこの業界に入った2010年代初頭、「ノンシリコン」は新しいブランドが市場で注目を浴びるための魔法の言葉でした。

既存の製品との違いを最も分かりやすく示すため、「広く使われている成分(シリコン)=悪」と断じる、いわゆるネガティブキャンペーン*1がその神話の始まりだったのです。

これはシリコンに限りません。消費者の「不安」は、最も強力な購買動機の一つです。

科学的な複雑さを無視し、「〇〇は危険」と断じるシンプルな物語は、分かりやすく、瞬く間に広まります。

私たちの脳は、複雑な科学的真実よりも、「Aは安全、Bは危険」といった単純明快な二元論を好む傾向があるため、こうした物語は特に浸透しやすいのです。

一度この「悪役」のレッテルが貼られると、そのイメージを覆すのは非常に困難になります。

このコラムでは、長年続いた「シリコン悪者説」を解体し、科学的根拠と14年以上の美容師経験に基づいた真実をお伝えします。

【科学的真実】
シリコンの役割と、
高級化粧品に学ぶべき視点

まず、結論から申し上げます。

50代からのエイジングケア*2において、質の高いシリコンは美しさを守る「必要不可欠な味方」です。

料理に例えるなら…シリコンは「魔法の油」

シリコンの質の違いを料理の油に例えた比較画像。「素材を殺す油」と「素材を輝かせる油」のテキストで、ノンシリコンという括りではなく、質を見抜く重要性を解説。

この「素材を輝かせる」という考え方こそが、私たちの処方哲学の神髄です。その全体像は【処方の芸術】なぜVIEOTYは「○○高配合」と強調しないのか?で詳しくお話ししています。

シリコンを料理における「油」だと考えてみてください。

質の悪い油を大量に使えば、料理は油っぽくなり、素材の味を殺してしまいます。これが、かつて安価な製品で質感を誤魔化すためにシリコンが多用された、「悪い使い方」のイメージです。

一方で、最高級のエキストラバージンオリーブオイルを数滴たらせばどうでしょう?料理の風味は引き立ち、素材に美しいツヤを与え、鮮度を保つ保護膜にもなります。

私が目指すのは、後者。主役である美容成分(素材)を最大限に輝かせるための、最高品質の油(シリコン)なのです。

「不活性」という性質:医学が証明する安全性

そもそも、シリコン(正しくはシリコーン*3)は、アレルギー等のリスクが極めて低く、他の物質とほとんど反応しない「不活性」な性質を持っています。

その安全性は長年の使用実績で確認されており、人工血管やコンタクトレンズといった、人体に直接触れる医療機器にも広く応用されているほどです。

さらに、代表的なシリコンであるジメチコン*4は、FDA(アメリカ食品医薬品局)*5によって、その保護能力の高さから皮膚保護剤としての有効成分として承認されています。これは、医学的にもその有用性が認められている証左です。

【高級化粧品に学ぶ】なぜ、
彼女たちはシリコンを
気にしないのか?

興味深い事実があります。

数万円もする高級クリームの世界では、「ノンシリコン」という言葉はほとんど聞かれません。そして、それを選ぶお客様も、成分表の「ジメチコン」の有無など気にも留めません。

なぜでしょうか?

答えは、彼女たちが成分名という断片的な「情報」ではなく、ブランドイメージ(世界観)や処方全体がもたらす圧倒的な「体験価値」で判断しているからです。

ブランドが長年築き上げてきた信頼と、処方家が設計した芸術的なまでの使用感、そして肌で感じる確かな手応え。その前では、「ノンシリコン」という言葉がいかに表層的であるかを知っているのです。

私が「ノンシリコン」と決別し、「良質なシリコン」を選んだ理由

美容師として、一時期の「ノンシリコンブーム」を現場で目の当たりにしてきました。

しかし、そこで見たのは、ノンシリコンシャンプーの強いきしみが原因で、濡れた髪をとかす際にキューティクル*6を傷つけ、かえってダメージを深刻化させてしまうお客様の姿でした。

特に、年齢と共に細く、弱くなった髪には、その摩擦ダメージは致命的です。

濡れた髪は、キューティクルが開いて非常に無防備な状態。そこに指やブラシが引っかかると、魚のウロコ(キューティクル)が物理的に剥ぎ取られてしまいます。一度剥がれたキューティクルは二度と再生しません。これが、枝毛や切れ毛の直接的な原因なのです。

【開発者の葛藤】なぜ
プロも神話に同調するのか?

ここで、非常にデリケートな課題に触れなければなりません。

お客様の美しさを守る同業者である美容師や美容部員、開発者(名前だけ貸しているケースも)、化粧品検定1級を持つような一般的にはプロ・専門家と認識される方々を非難したいわけでは決してありません。私自身が長年、その構造の中で葛藤してきたからです。

ではなぜ、専門知識を持つはずのプロでさえ、「ノンシリコン=良い」という神話に同調してしまうことがあるのでしょうか。

それは、化粧品選びの真実が、成分表を眺めるだけでは決して見えてこないからです。

ブランド名や価格、成分・謳い文句をすべて隠し、純粋に自分の髪や肌で試す『ブラインドテスト*7や、お客様に成分をあえて伝えずにテスト品をお渡しし、フィードバックを貰ったことがない、お客様の髪や肌の観測を怠れば、プロ・専門家でも情報(机上の空論)で化粧品を判断してしまいます。

その多くはシリコン単体の原料を手に取ったことがありません

または、使い方や量によっては良い成分だと分かっていても、魂・誇りを捨てて同調するケースもあります。

そして一度、「ノンシリコン=善」という分かりやすい常識が、大手企業の広告や影響力のあるインフルエンサーという「大きな声」によって植え付けられてしまうと、それに異を唱えるのは多大なエネルギーを要します。

お客様から「なぜシリコン入りを勧めるのですか?」と問われた時、複雑な科学的真実をゼロから説明するよりも、「ノンシリコンなので安心ですよ」と答える方が、ビジネス面(スタッフなどへのマニュアル制作・教育など)においてもはるかに簡単で、時間もコストもかからず、角が立たない。つまり、売れるのです。

これは個人の資質や誇りの課題というより、お客様との信頼関係や日々の業務効率を優先せざるを得ない、現場が抱える構造的なジレンマなのです。

しかし、私はその安易な道を選びませんでした。※その代わり、この記事だけではなくすべてが情報過多で、混乱を招いてしまっています。

なぜなら、お客様の髪と肌の未来に、本気で責任を持ちたいからです。

時間がかかっても、誤解され、機会損失などのリスクがあっても、私は科学的真実、証拠・実感に基づいた、本当に価値のあるものだけをお届けしたい。その想いが、VIEOTYの原点なのです。

それでも、『シリコン入り=良い化粧品』と単純化してはいけない理由

ここまで読んで、「じゃあシリコン入りを選べば安心ね」と思われたなら、私の伝え方がまだ未熟だということです。

真実は、さらに複雑です。

なぜなら、化粧品の価値は、成分表示を足し算・引き算するだけでは決して測れないからです。

同じ「ジメチコン」という名前でも、その働きは天と地ほど変わります。

それは、同じヴァイオリンという楽器でも、ストラディバリウスか練習用か(品質=分子量)、ソロで弾くかアンサンブルで弾くか(組み合わせるオイルとの相性)、どの指揮者がタクトを振るか(処方=乳化の技術)で全く違う音楽になるのと同じです。

成分表示は、いわば使用楽器のリストに過ぎません。その楽器でどんな交響曲が奏でられるかは、スコア(処方箋)を書いた処方家と、指揮者(製造技術)にしか分からないのです。

この処方の機微は、成分表示からは決して読み取れません。

そして、私たちの「実感」は、誰からどのようにして買うのか、テクスチャーの心地よさ、香りがもたらす安らぎ(好み)といった、科学では数値化できない心理的な要因にも大きく左右されます。

これら全てが絡み合ったものが「処方」であり、この文字量の記事ですら、その複雑さの入り口しかお伝えできないのです。

【処方の告白】
VIEOTYが採用する
シリコンとその意図

VIEOTYの製品において、シリコンは決して主役ではありません。

豊富な美容成分(主役)の効果を閉じ込め、外的刺激から守り、極上の使用感を生み出すための、不可欠な名脇役です。私が採用した成分とその意図を、包み隠さずお話しします。

     

  • ハーモニーウォッシュに配合:シリコーンクオタニウム-22

    これは、洗浄料に配合するために開発された、特殊な高機能シリコンです。髪のダメージ部分(マイナス帯電)にだけ磁石のように選択的に吸着し、すすぎの段階で指通りをサポートします。洗浄による摩擦ダメージという、髪にとって最大のストレス要因から守り、洗い上がりのきしみをなくす。洗浄という行為そのものを『ケア』に変えるための、戦略的な配合です。「ノンシリコン」という流行語よりも、あなたの髪がすすぎの瞬間に感じる心地よさと安心感を、私は選びました。

  •  

  • クリームに配合:ジメチコン

    肌や髪の表面に、通気性のある極めて薄い「潤いのヴェール」を形成します。このヴェールが、セラミドやナイアシンミドといった美容成分を閉じ込め、肌表面を驚くほど滑らかに整え、摩擦から守ります。ベタつかず、重くならない絶妙な分子量のものを選定しています。

  •  

  • ドレスグロウに配合:シクロペンタシロキサン、ジメチコン

    塗布後に蒸発する揮発性のシクロペンタシロキサンと、保護膜を作るジメチコンを組み合わせることで、バーム特有の重さを感じさせない、ベタつかずには伸びの良さと「とろける」を実現。塗布後は、有効成分を守る保護膜だけが肌や髪に残り、上品なツヤを与えます。

最後に、私の『エゴ』
この情報過多なサイトに
込めた想いについて

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

そして、もし情報が多すぎてあなたを疲れさせ、混乱させてしまったなら、心からお詫び申し上げます。

髪と肌は、品質さえ良ければ使い分ける必要はない、という私の信念から始まったこのVIEOTYのサイトは、常識を覆したいという想いが強すぎるあまり、時に私のエゴの押し付けになっているのではないかと、日々葛藤しています。

それでも、私がこれほどまでに強く断言できるのには、たった一つの理由があります。

それは、デビュー作(2025.3.10発売)であるクリームは60日間返金保証まとめ買い購入率が95%以上で、今日(2025.8.20)まで返金の申し出が一件もないという、お客様がくださった「結果」という名の信頼です。

これは単なる数字ではありません。一度VIEOTY『処方全体の価値』を体験されたお客様が、もはや成分名という断片的な情報に戻る必要がない、と感じてくださった証だと、私は受け止めています。

一般的に、これだけの情報量で複雑な話ばかりすることは、ビジネス的にはやってはいけないことなのかもしれません。

しかし、私は一度使っていただければ手放せなくなる『中身』、つまり品質にのみこだわりたい。

それが、お客様と一対一で向き合う「サロンクオリティプロダクト」としての私の誇りです。

このエゴとも言えるこだわりこそが、長期的なブランドの成長に繋がると、私は信じています。

神話に惑わされず、
科学で美しさを
守り抜くあなたへ

シリコンを巡る物語を、もう一度整理しましょう。

     

  • 神話の正体:「ノンシリコン=良い」は、10年以上前のマーケティング戦略が生んだイメージです。
  •  

  • 科学的真実:シリコンは医療にも使われる安全性の高い成分。課題は「質・量」と「使い方」にあります。
  •  

  • 本質を知る視点:成分表示だけでは価値は測れない。「処方全体の芸術」と「実感」で選ぶことが重要です。
  •  

  • VIEOTYの答え:豊富な美容成分(主役)を守り、輝かせる「名脇役」として、高品質なシリコンを意図的に採用しています。

もう、根拠の薄い情報に振り回される必要はありません。

科学の目で成分の役割を正しく見極め、自分の美しさのために賢く活用する。

それこそが、情報過多の時代を生きる私たちがたどり着くべき、知的で、本質的な選択なのです。

VIEOTYが奏でる、主役と名脇役の完璧なハーモニーを、ぜひあなたの肌と髪でご体感ください。

VIEOTY製品一覧で
処方全体の
完成度を見る

よくあるご質問

 

Q. シリコンが毛穴に詰まる、というのは嘘なのですか?

 

A. それは、かつての粗悪なシリコンのイメージや、不適切なクレンジングが原因で生まれた誤解と言えます。VIEOTYが採用するような現代の高品質なシリコンは、網目状の構造で通気性があり、肌の呼吸を妨げることはありません。また、シリコン自体は油に溶けやすい性質を持つため、適切なクレンジミングや洗顔で洗い流すことが可能です。毛穴詰まりの主な原因は、過剰な皮脂や古い角質、メイク汚れの洗い残しです。

 

Q. 敏感肌でも本当に使えますか?

 

A. はい。むしろ、敏感肌の方にこそ、良質なシリコンの「保護機能」が役立つと私は考えています。先述の通り、シリコンはアレルギー性が極めて低く、不活性な成分です。肌表面に刺激の少ない保護膜を形成することで、花粉やホコリといった外部刺激から、デリケートな肌を守る働きが期待できます。

 

Q. シリコン入りの製品を使い続けると、髪や肌が呼吸できなくなるのでは?

 

A. ご安心ください。肌や髪は、皮膚呼吸のような形で酸素を取り込んでいるわけではありません。必要な酸素は、血液から供給されます。VIEOTYが採用するシリコンが形成するヴェールは、水蒸気などを通す通気性のある構造です。ラップのように完全に塞いでしまうものではないため、「呼吸ができなくなる」という心配はございません。
※注釈
  1. ネガティブキャンペーン:特定の成分や製品、企業などを「悪いもの」として意図的に広めることで、自社製品の優位性を際立たせようとするマーケティング手法の一つです。
  2. エイジングケア:年齢に応じた、ハリと潤いのお手入れのことです。
  3. シリコーン:ケイ素を主成分とした合成高分子化合物の総称。化粧品表示名称では「ジメチコン」「シクロペンタシロキサン」「シリコーンクオタニウム-22」などと記載される。一般的に「シリコン」と呼ばれることが多いが、厳密には元素のケイ素(silicon)と区別される。
  4. ジメチコン:代表的なシリコーンの一種。肌や髪を滑らかに整え、保護する目的で広く使用される。
  5. FDA(アメリカ食品医薬品局):米国の政府機関で、食品、医薬品、化粧品などの安全性と有効性を監督する。
  6. キューティクル:髪の毛の表面を覆うウロコ状の組織。摩擦や熱で剥がれると、髪のツヤが失われ、ダメージの原因となる。
  7. ブラインドテスト:ブランド名や価格などの情報を隠した状態で製品を評価する方法。先入観を排除し、純粋な使用感や品質を判断するために行われる。
VIEOTY by HERAI | 髪・肌、心を繋...
専門家解説|成分表示の読み方と真実。広告・謳い文句に騙されない化粧品選び パッケージの甘い言葉を信じていませんか?「成分表示」が読めれば、あなたの肌に本当に必要なものが見えてきます。専門家が教える、広告の嘘を見抜き、本物の化粧品を選ぶ...
大切な人に教える
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
この記事の全体像