M E N U

脳に静寂を、髪と肌に巡る植物の真髄を。一杯の美容膳『QUINTIS(クインティス)』の哲学と開発の裏側

暗闇に浮かび上がるグラスと、黄金色に抽出されたボタニカルティー「クインティス」。大判のドライアップルやローズがメッシュ越しに呼吸する、1日5分の美しい儀式。

この記事の結論(90秒要約)

休まらない脳に、静寂を。
髪と肌に、巡る植物の真髄を。

内側には、複雑なシンフォニーを。
8〜10種の植物の命を、1mg単位で緻密に調合した「一杯の美容膳」。

複雑な素材が滑らかに溶け合い、張り詰めた思考を優しくほどく。自分を取り戻すための、1日5分の美しい儀式が始まります。


市場に並ぶ「カモミールのみ」といった素晴らしいシングル素材や、大袋に入った手軽なブレンド製品。現代の「便利で楽に続けられる」という価値観において、これらは非常に合理的な選択肢です。

しかし、髪と肌をひとつながりのシステムとして整えるVIEOTYが、インナーケアに求める役割は全く異なります。

張り詰めた自律神経を優しく鎮め、血流の終点である「髪と肌」へ確実に栄養を届けること。そのためには、五感を満たす「8〜10種の圧倒的な情報密度」が必要でした。

複雑なマリアージュと、効率化の排除。

なぜ私は、比較的安価で効率的な「全粉砕」や「大袋/缶」を選ばないのか。個人運営のブランドだからこそ貫ける、「体験価値」と事実に基づいた開発の裏側を解き明かします。

内側から巡る、美の儀式を始める

QUINTIS製品ページを見る

この記事の全体像

「シングル」と「粉砕」が主流の現代における、
合理性との決別

現在、多くの製品が単一素材(シングル)や、すべての茶葉を細かく砕いた「粉砕(クラッシュ)」という手法をとっています。これらは、短時間で成分が抽出でき、製造コストも大幅に下がるため、ビジネスとしては大正解です。

しかし、素材をすべて粉砕してしまうと、香りの余韻や、味のグラデーション、果肉を咀嚼する喜びといった「体験」は完全に失われ、ただの機能的な水分補給するための液体になってしまいます。単一素材のシンプルな味も、絶え間なく働き続ける「脳の疲労」を優しく鎮めるほどの力は持ち得ません。

大袋の利便性を手放し、
体験価値にこだわる理由

もう一つの主流である「大袋(パウチ・缶)」のパッケージ。その日の気分でスプーンですくという行為は、一見便利で続けやすいように思えます。

しかし、ここには美容ブランドとして見過ごせない事実があります。大袋に多種多様な素材を詰め込むと、スプーンで掬うたびに、一杯あたりの「素材の比率」が必ず狂ってしまうのです。これでは、どんなに希少な素材を厳選しても意味がありません。

もちろん、すべてを細かく砕かず原型のまま(ホール)入れれば、比率の偏りは防げるかもしれません。しかし、生姜や漢方などの硬い素材は、細かく砕かなければ成分がお湯に溶け出さず、単なる「見栄えや成分表記上の演出・数字」で終わってしまいます。

「成分を確実に出すための粉砕」と「比率を崩さないための個包装」。この2つが揃って初めて美容膳としての真価を発揮します。私がお客様にお渡ししたいのは、味の調整を委ねる「未完成な材料」ではありません。いつ、誰が淹れても、張り詰めた脳を鎮めるマリアージュが完璧に再現されること。それが、個人運営であっても「1mg単位の個包装」しか選び得なかった理由です。

「引き算」と「掛け算」が交差する、
統合美容の真実

「外側のケア(ブルームコース)は香りを極限まで絞っているのに、なぜ内側のブレンドは8〜10種もの多種配合なのか?」

髪と肌は外部刺激から身を守る「バリア器官」です。たとえば、何種類もの精油を複雑に混ぜ合わせた化粧品は、一見贅沢ですが、デリケートな肌にとってはアレルギーや刺激のリスクを高める要因になり得ます。だからこそ、VIEOTYの3STEPでは香り(精油)を極限まで引き算し、髪と肌の両方に使える3つの製品で18役をこなす掛け算で物理的に護り抜きます。

一方で、内側のターゲットは「脳と血流」です。
たっぷり寝たはずなのに疲れが取れない、常に頭の片隅で何かを気にかけている…。そんな50代の日常に潜む「慢性的な脳の疲労」は、知らず知らずのうちに血管を収縮させ、血流の終点にある「髪と肌」から、修復に必要な栄養を奪い取ってしまいます。

この絶え間ない思考の疲れを静寂に還すためには、単一の香りではなく、複雑な多層の和音(シンフォニー)で五感を優しく満たす必要があります。だからこそ、複雑な素材が溶け合う「一杯の美容膳(スープのような深み)」が必要なのです。

植物の命を味わい尽くす
「ハイブリッド製法」

味や見た目のブレをなくすだけでなく、私は植物の「命」の活かし方にも執着しました。

見栄えを良くするために、本来は抽出されにくい硬い生薬やスパイス類を丸ごと(ホール)入れ、最後は出がらしとして捨てるような演出目的のブレンドはしません。成分ごとに加工を変える【ハイブリッド製法】を採用しています。

確実かつ素早く成分を引き出すべき高麗人参やスパイス類は、細かく粉砕(クラッシュ)。一方で、お湯を含んでふっくらと戻る果肉(大判アップルなど)は、最後に優雅に咀嚼していただくために、あえて原型(ホール)で残す。すべてを計算し尽くした、緻密な処方です。
すべてを計算し尽くした、緻密な処方です。

1mg単位で調合されたクインティスの素材。ホール(原型)の大判アップルや真紅のローズと、素早く抽出するために粉砕された高麗人参などのスパイス。ハイブリッド製法を証明する美しい茶葉の対比。
香りと咀嚼を楽しむホール素材 / 成分を素早く引き出すクラッシュ素材

【処方例】BLEND No.2 に見るハイブリッドの真髄

たとえば「BLEND No.2(Aube Radieuse)」の処方には、ハイブリッド製法の真髄が込められています。

     

  • ホール(原型):ベースとなる希少な「白牡丹」は、美しい視覚とまろやかな旨みを損なわないよう、原型のまま封入。
  •  

  • クラッシュ(粉砕):朝の着火剤となる「高麗人参」や「ジンジャー」は、お湯を注いだ瞬間に成分を引き出すため、細かく粉砕。
  •  

  • マリアージュ(調和):そこにドライザクロの酸味と金木犀の香りを緻密な比率で重ね合わせ、ルビー色に輝く極上のブレンドへと昇華させています。

美しさが巡り出す
「QUINTIS (クインティス)」

計算し尽くされた液体を味わい、植物の命を最後まで慈しむ。この深く豊かな体験を正しく定義するため、私はこの一杯の美容膳をクインティスと名付けました。

QUINTIS (クインティス)の由来
ラテン語で「静寂・安らぎ」を意味する Quies (クィエス) と、「真髄・本質(万物を構成する最も純粋な要素)」を意味する Quinta Essentia (クインタ・エッセンティア) を結びつけた造語。

張り詰めた自律神経に深い「静寂」をもたらし、植物の「真髄」を余すことなく身体の隅々へ巡らせる。VIEOTYが辿り着いた、インナーケアの到達点です。

義務として消費するのではなく、1日5分、自分を取り戻すための美しい儀式(THE INNER RITUAL)です。

妥協なき「再現性」と、
楽しくなければ意味がないという裏側

すべての素材を粉砕し、大袋に詰める。もしそうすれば、一杯あたり100円や200円で作ることは十分に可能です。

しかし、莫大な広告費を持たない「ひとり運営」のブランドが、安さと利便性という大手の土俵で戦っても「愛用」されることはありません。何より、自分が妥協したものを世に出すことは、創り手として全く「楽しくない」のです。

自分が心から納得できないものを売るよりも、完璧に調律された最高の一杯でお客様に深い喜びをお届けすること。それこそがブランドの本質であり、私の人生において生涯をかけて追求できる「やりがい」だと信じています。

ひとり運営だからこそ、利益率の呪縛から逃れ、続けやすい適正価格を保ちながら、見た目も体験価値も最高峰のものだけを追求できる。

希少な素材を使い、成分の抽出速度を検証し、各素材の配合率を決めたものを個包装に封じ込める。これは妥協なき一杯をお届けするために、決して削ることのできないと考えています。

内側から巡る、美の儀式を始める

クインティス製品ページへ

※現在、第一章の開発と並行し、未知の体験「Bio-Sphere(魔法の球体)」の検証も進めております。量産化や安定性の確保など越えるべき壁は多いですが、未来の美しさの探求として、どうかお楽しみにしていただけますと幸いです。

統合美容の真髄

知識から、体験へ。

統合美容学の真髄を、
髪、肌、心で。

この記事の全体像