この記事の結論(90秒要約)
【問い】
「柑橘系の精油は、朝使うとシミになる(光毒性がある)から危険」というお話。ネットやSNSで見かけるこの情報は、本当に全ての製品に当てはまるのでしょうか?
【科学的根拠に基づく事実】
結論から申し上げます。VIEOTYに配合されている4種の精油(ネロリ、ラベンダー、ダマスクローズ、フランキンセンス)は、朝ご使用いただいても「光毒性」のリスクを考慮する必要がないレベル(Non-phototoxic)であることを確認しています。
【その理由】
運命を分けるのは、植物の種類以上に「抽出方法」と「濃度」です。
1. 抽出法:VIEOTYが採用する「水蒸気蒸留法」は、物理学的に光毒性の原因物質(フラノクマリン類)を気化させず、釜の底に残します。
2. 濃度:アロマ原液(100%)とは異なり、化粧品には国際基準(IFRA)に基づいた「0.1%単位」の緻密な希釈率で配合されています。
開発者である私HERAIが、現場の美容師として、そしてタレントやインフルエンサーが名義だけ貸した商品ではなく、ブランド創設者であり、処方を決定した開発責任者として。
断片的な情報の受け売りではなく、分子レベルの科学と国際基準に基づいた、50代の肌を慈しむための「安全設計」の背景をここに提示します。
序章:その「常識」が、
あなたの美しさを
狭めていませんか?
表参道のサロンに立っていると、お客様から、どこか不安げな瞳でこんな質問をいただくことがあります。
「HERAIさん、このクリーム、いい香りだけど…朝使っても大丈夫? 精油が入っていると、日に焼けてシミになりやすいって聞いたから…」
今、SNSなどのネット上には、「この成分は危険」「あのオイルは酸化する」といった不安を煽る(ネガティブマーケティング)、誤った情報が溢れています。
特に、肌の変化に敏感な50代の女性にとって、それらは「用心のための知識」であると同時に、美しさの選択肢を奪ってしまう「呪い」にもなりかねません。
しかし、あえて申し上げます。
一般的な資格や検定で学ぶ「初歩的な知識」と、私たちが向き合う「原料と処方の真実」には、大きな奥行きの差があります。
この記事では、「なんとなく怖い」という感情論ではなく、VIEOTYが採用する精油がなぜ「日中の光の下でも、すこやかに使えるといえるのか」。その理由を、論理と科学の視点で解き明かします。
第1章:「光毒性」の正体を
分かりやすく紐解く
まず、正しく理解することから始めましょう。「光毒性(こうどくせい)」とは、具体的に何なのでしょうか。
1.1 紫外線に反応する物質「フラノクマリン」
光毒性とは、特定の成分を肌に塗った状態で強い紫外線(UVA)を浴びた際に、肌が敏感に反応し、日焼けのような赤みや、その後の色素沈着(シミ・ソバカスの原因)を引き起こす性質のことです。
この反応の主な原因は、一部の植物に含まれる「フラノクマリン類」という物質です。これが肌に残った状態で紫外線を受けると、エネルギーを吸収して肌に刺激を与えてしまいます。
1.2 「抽出方法」で運命は180度変わる
「柑橘系の果皮にはフラノクマリンが含まれる」。これは事実です。しかし、その香りをどうやって抽出したかで、安全性は劇的に変わります。

軽い「香りのミスト」だけが抽出される。
× 圧搾法
(あっさくほう)
皮をギュッと絞る方法
果実の皮を物理的に押しつぶして油を採る方法。
▽結果色素や不純物と共にフラノクマリンも抽出されるため、日中の使用に注意が必要。
◎ 水蒸気蒸留法
(じょうりゅうほう)
蒸気で香りを
すくい出す
植物に蒸気を当てて、香りの成分だけを気化させる方法。
▽結果重い不純物は飛ばないため安全。VIEOTYが採用する製法です。
1.3 「量」の真実:化粧品における安全な配合率
もう一つ、大切なのが「濃度」の話です。アロマショップで売られている精油の「原液(100%)」をそのまま肌に塗るのと、私たちが作る「化粧品」では、その濃さは全く異なります。
VIEOTYの製品に配合する際は、国際的な安全基準(IFRA)を厳格に守り、肌への優しさを最優先した「0.1%単位」の緻密な計算で希釈しています。
この「抽出法」と「徹底した希釈」の二重のハードルによって、日中の安心を形にしています。
【ご参考に】日中の使用に注意が必要な全成分リスト
もし、お手持ちの製品の全成分表示に以下の名前があり、かつメーカーが「圧搾法(Cold Pressed)」を採用している場合は、朝の使用は少し慎重になる必要があります。
・ベルガモット果実油(最も光毒性が強いとされる)
・レモン果皮油
・ライム油
・グレープフルーツ果皮油
・ビターオレンジ果皮油*(※VIEOTY採用の「花油」とは別物です)
第2章:VIEOTYが選んだ
4つの精油の「安全性」
具体的に、VIEOTYの主要な4つの精油について、それぞれの特性を解説します。
1. ビターオレンジ花油
(ネロリ)
(ネロリ)
成分表示に「オレンジ」とあると不安になるかもしれません。しかし、同じ木でも「部位」によって成分は全く異なります。
- 果皮(実の皮):光毒性の原因物質が含まれることがある。
- 花(ネロリ):光毒性の原因物質は含まれない(VIEOTY採用)
花から水蒸気蒸留で抽出される「ネロリ」は、国際基準でも安全性が認められています。朝の光の下でこそ纏ってほしい、心と肌を明るく照らすような優雅な精油です。
2. ラベンダー油
(フランス産)
(フランス産)
VIEOTYが採用するフランス産オーガニックの「真正(しんせい)ラベンダー」は、国際機関(IFRA)の基準でも「光毒性なし」と明確に分類されています。肌を穏やかに整える成分が豊富で、日中の乾燥ダメージから肌を守る助けとなります。
3. ダマスクバラ花油
(ローズオットー)
(ローズオットー)
VIEOTYは、不要な残留物の心配がない水蒸気蒸留法(ローズオットー)を採用。成分のほとんどが肌に優しい芳香成分で構成されています。バラは日差しを恐れる要素ではなく、むしろ過酷な環境下で肌の潤いを守る強力な味方です。
4. フランキンセンス
(ニュウコウジュ油)
(ニュウコウジュ油)
樹木の傷口を修復しようとする「樹脂(じゅし)」から抽出される精油です。そもそも光毒性の原因物質が含まれないことが科学的に知られています。日中の外的ストレスや乾燥で乱れがちな心身に、静寂と安定をもたらす「守り」の要です。
第3章:開発者HERAIの
「現場主義」という約束
ここまで科学的な根拠をお話ししましたが、私にとって最も重要なのは「理論」だけではありません。「私自身と、お客様の髪肌での実感」です。
私は、成分表の文字面や、論文の数値だけで製品を世に出しません。必ず、私自身とサロンのお客様の髪と肌で、「使って心地よいか?」「潤いに満ちているか?」などを徹底的に検証しています。
50代の女性の肌は、環境や年齢の変化によりバリア機能(潤いを保つ力)が揺らぎやすくなっています。
だからこそ、単に「光毒性がない」という消極的な理由だけでなく、「日中の乾燥ダメージ」に立ち向かうための積極的な成分として、これらの精油を厳選しました。
- ネロリ:前向きな美しさを呼び覚ます、輝きのエネルギー。
- ラベンダー:日中の微細なトラブルを静めるような優しさ。
- ローズ:乾燥してこわばる肌と心を解きほぐす、多幸感。
結論:不安は知識で消せる。
美しさは信頼から生まれる。
「精油は怖い」という、曖昧な情報による不安はもう終わりにしましょう。
VIEOTYが提供するのは、不純物を含んだ雑貨グレードのオイルでも、誰でも得られる机上の空論でもありません。
開発者である私一人ではなく、サロンのお客様の声、そして科学的な知見を融合させて選び抜いた「納得の答え」です。
どうか、安心してその香りを胸いっぱいに吸い込み、朝日の中で輝くご自身の肌と髪を愛してください。
正しい知識を持つことが、あなたの朝を、もっと自由で美しいものに変えてくれるはずです。
※注釈・用語解説
- 光毒性(こうどくせい):特定の物質が皮膚に付着した状態で紫外線に当たることで、皮膚に強い刺激や色素沈着などを引き起こす性質。
- フラノクマリン類:光毒性の主な原因となる天然成分。抽出方法や精製によって除去が可能。
- 水蒸気蒸留法:熱い蒸気で香りの成分だけを気化させて集める、伝統的で純度の高い抽出法。
- IFRA(国際香粧品香料協会):香料の安全性を科学的に評価し、厳しい国際基準を定める団体。VIEOTYはこの基準を遵守しています。
- 希釈(きしゃく):ある物質の濃度を薄めること。化粧品では安全性のために極めて低濃度に調整されます。
- ※: 本記事の内容は、VIEOTYが採用する特定の原料および処方に基づくものであり、すべての精油製品に当てはまるものではありません。
- ご注意:光毒性はありませんが、すべての植物アレルギーが起こらないわけではありません。ご心配な方は使用前のパッチテストをお勧めします。




