この記事の結論(90秒要約)
50代からの髪のお悩みは、単なる生まれつきの「くせ毛」ではありません。それは、あなたの固有の髪質に、頭皮のたるみ等が原因で後天的に生じる「エイジング毛」が複雑に絡み合った、全く新しい課題です。
【科学的根拠】
なぜなら、あなたの髪質(波状毛、捻転毛など)を正しく理解せず、ただ闇雲に抑えつけようとしても、根本原因を無視しているため永遠に解決しないからです。まず敵(髪の性質)を知り、己(今の状態)を知ること。それが、美髪への最短かつ唯一のルートです。
【HERAIの哲学】
私の答えは、くせ毛を「敵」ではなく「最高の個性」と捉え直し、抑えるのではなく「あなただけのジュエリー」として活かすこと。専門的なカット技術で髪という原石の土台を創り、日々の高品質なケアでその輝きを育む、という一貫したアプローチです。
【あなたが得る未来】
もう、自分の髪質を呪い、鏡の前でため息をつくのは終わりにしましょう。髪の科学を理解し、その個性を活かす思考に切り替えること。それこそが、あなたの長年のお悩みを喜びに変える、本質的なアプローチの一つなのです。
その驚きの変化を、
その目で確かめてください。
そして、あなたの髪の
物語を、私に
聞かせてください。
若い頃は、ここまで
扱いにくくなかったのに…
その感覚、間違っていません
年齢を重ねるにつれ、髪がうねり、広がり、まとまらなくなる。そのお悩み、もしかしたら単なる「くせ毛」のせいだけではなく、加齢による「エイジング毛」*1という、全く新しい髪質の変化が原因かもしれません。
多くの方が、ご自身の髪質を正しく理解しないまま、間違ったケアを続けてしまっています。それはまるで、地図もコンパスも持たずに、険しい山を登ろうとするようなもの。それでは、目的地にたどり着くのは困難です。
このページでは、くせ毛の専門家である私が、あなたの髪質を正しく「診断」するための知識と、50代特有の変化、そして、くせ毛を「悩み」から「最高の個性」へと変えるための本質的な思考・戦略について、徹底的に解説します。
第1章:【専門家の視点】
くせ毛の正体と、50代からの
「エイジング毛」という変化
あなたの髪のお悩みは、2つの層で成り立っています。まず、その構造を理解しましょう。
原因①:先天的な要因
あなたの髪が持つ、
生まれ持った設計図
そもそも「くせ毛」は、主に遺伝によって決まる、2つの原因によって生まれます。
- 毛穴の形状:頭皮の毛穴が真円ではなく楕円形に歪んでいると、そこから生えてくる髪も曲がって成長し、くせ毛になります。
- 髪内部のタンパク質バランス:髪の内部は、水分を吸いやすいタンパク質と、吸いにくいタンパク質の2種類で構成されています。このバランスが不均一だと、湿気がある日に髪が不均一に膨らみ、うねりや広がりを引き起こすのです。
これが、あなたが生まれ持った、髪の「基本設計図」です。
原因②:後天的な要因
50代から始まる、設計図の
変化「エイジング毛」
そして50代から多くの方が悩むのは、この基本設計図の上に、加齢による後天的な要因が重なった「エイジング毛」*1という課題です。
【科学の視点】50代からの「うねり・広がり」の本当の正体
年齢と共に女性ホルモンが減少し、頭皮のコラーゲン*2が失われると、顔がたるむのと同じように、頭皮もハリを失います。その結果、毛穴の形状がさらに歪んでしまうのです。これにより、元々は直毛だった方でも、うねりが出てくることがあります。
さらに、髪内部の水分と油分のバランスも乱れやすくなるため、髪が水分を不均一に吸ってしまい、結果として広がりやパサつきが、若い頃よりも格段に悪化するのです。
つまり、50代からのくせ毛ケアは、単に髪の表面を整えるだけでなく、髪の内部構造と、その土台である頭皮環境の両方に、科学的にアプローチする必要があるのです。
第2章:【くせ毛診断】
あなたの髪はどのタイプ?
4つの個性と向き合い方

ご自身の髪質という「素材」を理解したら、次はそれを輝かせるための「道具」選びが重要です。髪質に合わせたケアの考え方は、年齢による髪の変化に立ち向かう総合ヘアケア戦略|髪編でさらに詳しく解説しています。
あなたのくせ毛はどのタイプに当てはまりますか?特徴を知ることが、最適なケアへの第一歩です。
複数のタイプが混在している方も多くいらっしゃいます。
タイプ1:波状毛
(はじょうもう)*3
– 日本人に最も多い、
ウェーブ状のくせ
(はじょうもう)*3
ウェーブ状のくせ
特徴:S字状にゆるやかに波打つタイプ。一本一本より、髪全体がまとまって大きなウェーブを描きます。乾燥やダメージでパサつくと、途端に広がり、まとまりがなくなります。
50代からの付き合い方:加齢によるボリュームダウンを、最も魅力的にカバーできる髪質です。パーマをかけずとも、華やかで品のあるスタイルが作れます。
HERAIからのアドバイス:カットでウェーブを活かすレイヤースタイルが最も映えます。スタイリング剤は、重めのオイルやクリームで潤いとツヤを与え、美しい束感を出すのがおすすめです。無理にストレートにしようとブローしすぎると、かえってパサつきが目立つので注意が必要です。
タイプ2:捻転毛
(ねんてんもう)*4
– ゴワつきとツヤの出にくさが悩み
(ねんてんもう)*4
– ゴワつきとツヤの出にくさが悩み
特徴:髪が縄のようにコイル状にねじれているタイプ。太さが不均一で、手触りがゴワゴワ、ザラザラして見えやすく、光を乱反射するためツヤが出にくいのが悩みです。
50代からの付き合い方:エイジングによる乾燥が加わると、より硬く、扱いにくく感じられます。縮毛矯正との相性は比較的良いですが、ダメージも受けやすいため、施術するなら信頼できる美容師選びが不可欠です。
HERAIからのアドバイス:水分と油分のバランスを整える、徹底した保湿・補修ケアが最重要。シャンプーはマイルドな洗浄力のものを選び、アウトバストリートメントで内部をしっかり満たし、バームやオイルで表面を保護する3ステップケアが非常に有効です。
タイプ3:縮毛
(しゅくもう)*5
– 細かく縮れた、くせ毛
(しゅくもう)*5
– 細かく縮れた、くせ毛
特徴:細かく縮れており、非常にボリュームが出やすい髪質。髪の断面が大きく歪んでおり、黒人の方に多く見られます。日本人では、他のくせと混在していることが多いです。
50代からの付き合い方:エイジングによる水分保持力の低下が、乾燥をさらに加速させます。髪が水分を求めて空気中の湿気を吸い、爆発的に広がりやすくなります。
HERAIからのアドバイス:何よりもまず「保湿」。これに尽きます。非常に乾燥しやすいため、徹底した保湿ケアが不可欠。縮毛矯正で扱いやすくするか、その唯一無二の個性を活かしたベリーショートなどのスタイルに挑戦するか、プロとの綿密な相談が鍵となります。
タイプ4:連珠毛
(れんじゅもう)*6
– 非常にデリケートで切れやすい
(れんじゅもう)*6
– 非常にデリケートで切れやすい
特徴:数珠のように、太い部分と細い部分が交互に連なっている非常に稀なタイプ。細い部分が極端に切れやすく、伸ばすのが困難です。手触りに凹凸があります。
50代からの付き合い方:加齢で髪が細くなると、さらに切れやすさが増します。強い薬剤を使う施術(縮毛矯正やブリーチ)は絶対に避けるべきです。
HERAIからのアドバイス:物理的な摩擦を極力避けることが最も大切です。ブラッシングは優しく、タオルドライは叩くように。補修成分(ケラチン*7など)で髪の内部を補い、強度をサポートするインナーケアを心がけましょう。
第3章:私の哲学
くせ毛をあなただけの
ジュエリーへ
14年以上、くせ毛専門の美容師として一万人以上ものお客様と向き合う中で、私はひとつの結論に達しました。
それは、くせ毛は“抑えつける”ものではなく、“あなただけのジュエリー”として活かすべきだということです。
かつての美容業界では、くせ毛は縮毛矯正で“まっすぐにする”のが常識でした。
しかし、それは髪に大きな負担をかけ、不自然なスタイルを生むだけではなく、自己肯定感が奪われてしまうことも少なくありません。
特に、エイジングで繊細になった髪には、そのダメージは深刻です。
私の仕事は、お客様一人ひとりが持つ髪質という「原石」が、どのような輝きを秘めているかを見抜くことから始まります。
そして、専門的なカット技術という「研磨」によって、その原石が最も美しく輝くフォルムを創り出し、日々のVIEOTYでのケアという「手入れ」によって、その輝きを永遠に保っていただく。
それこそが、真のプロフェッショナルの仕事だと信じています。
あなたのくせ毛は、
唯一無二の個性です
「抑えつける」から、
「個性を活かす」へ。
VIEOTYの哲学と私の技術が、
あなたの髪のお悩みを、かつてない
喜びに変えるお手伝いをします。
くせ毛を魅力に変える
プロの技術に触れる
結論:自分の髪を知り、
思考を変えれば、
未来は変わる
ここまで読んでくださったあなたは、もうご自身の髪を正しく理解するための「地図」と「コンパス」を手に入れました。
- 50代の髪のお悩みは、先天的な「くせ毛」と後天的な「エイジング毛」の複合的な課題であること。
- 自分の髪質タイプを知り、その特性に合わせたケアを選ぶことが何よりも重要であること。
- くせ毛は無理に抑えるのではなく、カットとホームケアで「最高の個性」として活かせるということ。
もう、自分の髪質を呪う必要はありません。正しい知識を持ち、思考・戦略を変えれば、あなたの髪は必ず応えてくれます。自信を持って、あなただけの「ジュエリー」を輝かせてください。
よくあるご質問
Q. 複数のくせ毛タイプが混ざっているようですが、どうケアすれば良い?
A. 非常に良い質問です。実際、ほとんどの方が複数の髪質を併せ持っています(例:表面は波状毛、内側は捻転毛など)。その場合、最も悩みの原因となっている髪質、あるいは面積の広い髪質に合わせたケアを基本とするのがセオリーです。例えば、ゴワつきが一番の悩みなら捻転毛対策の「保湿・補修」を重視する、といった形です。信頼できる美容師に、ご自身の髪質の構成を診断してもらうのが最も確実です。
Q. エイジング毛は、ケアをすれば扱いやすくなりますか?
A. 「完全に元に戻る」という意味での改善は難しいですが、「今よりも格段に扱いやすく、美しく見せる」ことは十分に可能です。エイジング毛の主な原因は乾燥と栄養不足、そして頭皮環境の悪化です。VIEOTYの3STEPケアのように、頭皮環境を整え、髪の内部に水分と栄養を補給し、それを逃さない保護ケアを続けることで、髪のまとまりやツヤは着実に向上していきます。「治療」ではなく「育成」という視点を持つことが大切です。
Q. 白髪染めで、くせ毛がひどくなった気がします。
A. その感覚は正しい可能性があります。白髪染めに使われるアルカリ剤は、髪のキューティクルを開き、内部のタンパク質を流出させやすくします。これにより、髪の保水力が低下し、乾燥してパサつき、結果としてくせが強く感じられるようになるのです。だからこそ、カラーリングをしているエイジング毛には、失われたタンパク質や脂質を補う、質の高いホームケアが絶対に不可欠なのです。
※注釈
- エイジング毛:加齢などの原因により、髪の毛が一本一本細く、弱く、うねりやすくなるなど、複合的な変化が現れた状態の髪のこと。
- コラーゲン:皮膚の真皮層に存在するタンパク質の一種で、肌のハリや弾力を支える主要な成分。頭皮のハリにも関わる。
- 波状毛(はじょうもう):S字のように波打つウェーブ状のくせ毛。日本人で最も多いタイプと言われる。
- 捻転毛(ねんてんもう):髪がコイルのように、らせん状にねじれているタイプのくせ毛。髪の太さが不均一なことが多い。
- 縮毛(しゅくもう):細かく縮れたくせ毛のこと。髪の断面がいびつな楕円形をしている。
- 連珠毛(れんじゅもう):数珠のように、太い部分と細い部分が交互に連なっている非常に稀なタイプの髪質。切れやすいのが特徴。
- ケラチン:髪や爪、皮膚の角質層を構成する主成分であるタンパク質の一種。









